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豊田章男会長、ハースF1の富士テストを訪問 小松礼雄チーム代表と会談したほか、坪井翔選手に「この瞬間を楽しめよ」と声かけ

富士スピードウェイでのF1テストを訪れたトヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 豊田章男氏(中央右)と、小松礼雄ハースF1チーム代表(中央左)

 富士スピードウェイにおいて8月6日~7日の2日間にわたってMoneyGram HAAS F1 TEAM「Testing of Previous Cars」が開催された。このF1テスト走行は、ハースF1とTOYOTA GAZOO Racingの共同で行なわれ、6日は平川亮選手がドライバーを担当、7日は坪井翔選手がドライバーを担当した。

 最終日となった7日には、トヨタ自動車 代表取締役会長 豊田章男氏も富士スピードウェイを訪問。ハースF1チームのチーム代表である小松礼雄氏と会談したほか、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーである坪井翔選手を激励した。

坪井選手とともにチーム全員で記念写真

 豊田章男氏に坪井選手にどのような言葉をかけたか確認したところ、「タイム気にするなよ」「ここ何戦かのレースは、絶対この瞬間を意識していたろ。ならこの瞬間を楽しめよ」と声かけしたとのこと。その上で、「でもこの前(坪井選手に、ルーキーレーシングの福住仁嶺選手が)勝ちましたから」と、トヨタ自動車の会長でもあり、ルーキーレーシングのオーナーでもある豊田章男氏らしい言葉で語ってくれた。

 坪井選手はこの日、1分17秒470のベストタイムを記録。気温が若干低くなったためか、ベンチマークとされた前日の平川選手の最速タイム1分17秒583を更新。スーパーフォーミュラチャンピオン、GT500チャンピオンとしての実力を見せつけていた。