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F1の現場でも採用が進む軽量コンパクトで噴射時間の長い「ファイヤーショーカスティック」が国内累計販売3万本突破

2025年8月26日 発表
軽量コンパクトな消火器「ファイヤーショーカスティック」

 TCL(ホワイトハウスグループ)は8月26日、次世代型消火器具「FIRE SHOKA STICK(ファイヤーショーカスティック)」が日本で累計販売3万本突破したと発表した。

 イタリアで開発され、2024年に日本に上陸したファイヤーショーカスティックは、一般的な粉末剤や薬剤を噴射して消火する消火器と異なり、無害な気体(不活性ガス)を噴射し、酸素を枯渇させて消火することができる画期的な消火器具。噴射する気体(不活性ガス)は非導電性のため、通電状態の電子機器にも使用可能なのも特徴。

一般的な消火器の噴射時間は約15秒だが、ファイヤーショーカスティックは50秒、または100秒と長時間の噴射が可能

 本体はわずか365gと軽量、携帯も可能なコンパクトさで備えやすく、素早く初期消火を行なえるのが特徴で、使用手順も簡単な4ステップで、緊急の火災発生時でも老若男女、誰でも迷わずに使用できる。

 また、一般的な消火器の噴射時間は約15秒だが、ファイヤーショーカスティックは50秒、または100秒と長時間の噴射が可能。再燃リスクを低減し、消火の確実性を高めるほか、一度噴射したら手を放しても不活性ガスを放出し続けるので、ファイヤーショーカスティックを火元付近に置いたまま避難も可能。

使用手順

 さらに、非加圧式で圧縮ガスなどを使用していないため、経年劣化による圧力低下の心配がなく、定期的なメンテナンスが不要。粉末消火器で起こる転倒・誤噴射のリスクもなく、保管時の商品の向きも不問なので、横にして引き出しの中に仕舞っておけるのもポイント。

 すでに、フランスでは市警察が携帯用消火器として、イタリアでは警察組織「GDF」の警察車両に装備されているほか、日本ではNEXCO、一部の警察をはじめ、各種製造業、自動車販売でも採用されている。また、F1の現場でも採用が進んでいる。ぜひ、愛車や自宅に常備しておきたい。

一般的な消火器との比較