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TOYOTA GAZOO Racing、4A-GEエンジン用「シリンダーヘッド」「シリンダーブロック」復刻決定
“頭文字D 30th Anniversary 2days”で展示して先行予約開始
2025年9月10日 14:22
- 2025年9月10日 発表
TOYOTA GAZOO Racingは9月10日、AE86型「カローラレビン」「スプリンタートレノ」の「4A-GE」エンジン部品2点を「GRヘリテージパーツプロジェクト」として復刻すると発表した。9月13日~14日に富士スピードウェイで開催される“頭文字D 30th Anniversary 2days”で展示して、先行予約を開始する。
GRヘリテージパーツプロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、すでに廃盤となっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。現在計8車種、200点以上の部品の復刻、再販売を行なっている。
今回復刻生産することを決定した部品は、シリンダーヘッドSUB-ASSY、シリンダーブロックSUB-ASSYの2点。
このGRヘリテージパーツ2点は、これからも長く、よりよい状態の「愛車」に乗り続けてもらえるように、当時の基本的な設計・スペックはそのままに、最新のシミュレーション技術や工法、材料を取り入れて現代化。
ユーザーからの声を反映し、さまざまなイベント会場でヒアリングしたユーザーからの要望をもとに、シリンダーヘッドSUB-ASSYは吸排気ポートの一部肉厚を増やした。シリンダーブロックSUB-ASSYは、AE86だけでなく、FF車にも搭載できるよう、横置き設置用のボスとリブを追加された。
復刻部品の主な特徴
シリンダーヘッドSUB-ASSY:燃焼室に切削加工を追加し、鋳肌をそのまま残した部分の面積を減らすことで、圧縮比のばらつきから生まれるエンジンごとの個体差を低減。吸気ポートには塗型処理を施し、未加工の状態での表面の凹凸を軽減。オリジナル部品では、一部のみで使用していたカムキャップのノックピンを全か所に追加することで、組付時の作業性を改善している。
シリンダーブロックSUB-ASSY:シリンダーボアに現代のホーニング処理を施し、ボアの加工精度を向上。材料の鋳鉄は当時と比べてより高剛性のものを使用し、シミュレーションをもとにクランクキャップの構造に変更を加えることで、耐久性を向上させている。
頭文字D 30th Anniversary 2daysにて展示・受注を実施
9月13日~14日の2日間、富士スピードウェイ(静岡県)で開催される“頭文字D 30th Anniversary 2days”にて、今回発売を予定しているGRヘリテージパーツと、この部品を組み付けた4A-GEエンジンを搭載し、販売中のGRヘリテージパーツを使ってレストアしたAE86を展示。
会場内のGRヘリテージパーツブースでは、発売予定のGRヘリテージパーツ2点の先行予約も受けつける。なお、部品の詳細や予約後のスケジュールなどについては、当日ブースで確認してほしいとのこと。
また、先行予約終了後の受注方法については、順次TOYOTA GAZOO Racing GRヘリテージパーツのWebサイトで公開される。












