トヨタとBMW、水素による豊かなライフスタイルを体験できるイベント「BMW×TOYOTA H2 DAYS」

BMW×TOYOTA H2 DAYS

　トヨタ自動車とビー・エム・ダブリューは10月4日～5日の2日間、FCEV（燃料電池自動車）を中心に、水素のある豊かなライフスタイルを体感できるイベント「BMW×TOYOTA H2 DAYS」を開催する。参加費は無料だが、事前申し込みが必要なコンテンツもあり。

　トヨタとBMWは、2011年から環境技術における中長期的な協力関係を築き、環境技術における中長期的な協力関係の構築に合意し、燃料電池をはじめとした環境技術やスポーツカーなどの開発を、共同で10年以上にわたり進めてきた。

　2024年には、カーボンニュートラルの実現と水素社会の構築に向け水素分野での協力関係を強化することで合意し、基本合意書を締結し、「水素社会を実現したい」という共通の想いを持つ両社で、燃料電池システムの開発やインフラ整備などに取り組み、燃料電池システムの技術革新に努めている。

　BMWの第3世代燃料電池システムについては、両社が共同で開発しており、開発・調達の協力による相乗効果の創出や、パワートレーン・ユニットの統合によるコスト削減、商用・乗用の需要拡大などにも取り組むことで、FCEVがより身近な選択肢となり水素社会の実現に貢献していくという。

　今回のイベントは、水素エネルギーについてもっと身近に考えるきっかけとなることを目的とし、「Double the Excitement」をテーマに、顧客の価値観・ライフスタイルの多様性が拡がる中で、FCEVや水素エネルギーについて学び、「あなたの毎日が、水素でもっとおもしろくなる」と、未来に向けた新たなライフスタイルの可能性を感じられる体験プログラムが用意されている。

体験イベント「BMW×TOYOTA H2 DAYS」開催概要

　会場は東京・麻布台ヒルズ内のBMWブランド・ストア「FREUDE by BMW」で、水素から電気を発生し電池を充電して走行するFCEVの試乗体験をはじめ、水素のある豊かな暮らしを体感する様々なコンテンツなど幅広い年代の方にライフスタイルの新しい拡がりを実感できるプログラムを用意。FCEV車両「CROWN FCEV」「BMW iX5 Hydrogen（プロトタイプ）」も展示するほか、水素グリルを使った特別カフェメニューも提供される（BMW ブランド・ストア内 CAFE & BAR Bにて販売）。

　10月4日には抽選で参加できる、トヨタとBMWが描く水素の未来について、FCEVの開発者たちが語る開発の裏側や、ここでしか聞けないエピソードなど、水素との新しいライフスタイルの可能性について語り尽くす、1日限りのスペシャルトークショーも開催。トヨタ自動車からは、Mid-size Vehicle Company MS製品企画 ZS チーフエンジニアの清水竜太郎氏が、ビー・エム・ダブリューからはヴァイス・プレジデント、H2 コーポレートおよび機能戦略、BMW協力プロジェクトオフィス責任者のレナート・ピーター氏が登壇する。