ニュース

NHK「魔改造の夜」新作で「Rーム」「Eプソン」「Sバル」が「スリッパ跳ばし」に挑戦

10月30日19時30分〜20時42分放送

2025年10月30日 放送
10月の「魔改造の夜」は「スリッパ跳ばし」

 NHK(日本放送協会)は9月29日、「魔改造の夜」の新作を10月30日に放送すると発表した。放送日時は10月30日19時30分〜20時42分で、前作に続いて「Rーム」「Eプソン」「Sバル」の3チームが「スリッパ跳ばし」に挑戦する。

 魔改造の夜は、日本を代表する超一流エンジニアたちが、身のまわりの「おもちゃ」「家電」「日用品」を極限のアイデアとテクニックで魔改造し、衝撃的な“怪物マシン”を“秘密の夜会”に持ち込み競い合うという番組。

 今回放送される新作は、スリッパの魔改造。羽根や翼、ジェット機構を用いて、どこまで、跳んでいけるのかを競っていく。

 挑戦するのは、京都で創業し、スマホや電気製品、自動車などに使われる電子部品を開発・製造する「Rーム」、プリンタやプロジェクタなど電気機器を開発・製造する長野・諏訪が拠点の「Eプソン」、四輪駆動や特徴あるエンジンで知られ、発祥の航空機部門も持つ自動車企業「Sバル」の3チーム。番組史上最軽量のお題に挑む。

長野・諏訪を拠点に電気機器を製造・開発する「Eプソン」の挑戦風景
京都創業で電子部品を開発・製造する「Rーム」の挑戦風景
四輪駆動や特徴あるエンジンで知られる自動車企業「Sバル」の挑戦風景

 今回魔改造するのは、スリッパ。履いた状態で足を振り上げて前に蹴り出し、どれだけ遠くに跳ばせるかを競う。競技のルールは、スリッパを元々の重さ(=60g)以内で魔改造すること。勝負のポイントは、スリッパを軽くし、その分でどんな仕掛けを作れるか。人のキック力だけでは数m跳ばすのが限界の中、各チームは、30m先の会場の壁への直撃を目指す。

「大きな羽根で滑空させる?」「鳥のような翼はどうか?」「爆発的な跳びを生むジェット機構は?」など、各チーム魅力的なアイデアを次々考える。しかし、いざスリッパと組み合わせてマシンをつくると……重くなって失速し、跳ぶ姿勢が不安定で落下してしまう。

 では、わずかなグラム数で“跳ぶ構造”を実現させるにはどうすればよいか? 羽根などに軽い素材を選ぶが、すぐ壊れてしまう……さらにスリッパを蹴り出す途中で、翼を開くスイッチの機能も必要。そのタイミングも難しく、うまく前に跳ばず、大破することも……出口が見えない超難題にエンジニアたちは悶絶し、夜会(本番日)が近づく。

 1か月半の苦闘の末、各チームはモンスターマシンを誕生させる。グライダーのように滑空するスリッパや、鳥のように翼で空を舞うスリッパ、ボンベのジェット噴射で跳び出すスリッパも。はたして、理想のアイデアを諦めずに詰め込んだスリッパ達は、見事に空を跳ぶのか? 今回もハラハラドキドキ、歓喜と号泣、興奮と感動の夜会へ。