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日産など4社、横浜市で自動運転モビリティサービスの実証実験実施

2025年10月3日 発表
「セレナ」をベースとした自動運転車両

 日産自動車、BOLDLY、プレミア・エイド、京浜急行電鉄は10月3日、「セレナ」をベースとした自動運転車両(セーフティドライバーが同乗する自動運転SAEレベル2相当)を使用する自動運転モビリティサービスの実証実験の詳細を発表した。

 横浜市で2025年度に実施する同実証実験は、みなとみらい・桜木町・関内を含む市街地エリアで11月27日から約2か月にわたり実施。

 同実証では、4社と横浜市が協力し、セレナをベースとした自動運転車両の運行に必要な遠隔監視のための専用管制室をみなとみらい地区の「PLOT48」に設置し、実際の配車サービスを通じて、将来必要となる運用体制の課題抽出、およびサービスエコシステムの構築を行なうことを目的としている。

 4社は、同実証の検証結果を活かし、2027年以降のサービス開始と遠隔監視設備を備えたドライバーレス(自動運転SAEレベル4相当)によるモビリティサービスの提供に取り組むことで、地域社会の交通サービスの課題解決に貢献し、誰もが自由に移動できる新しい交通サービスの提供を目指すとしている。

 なお、実証実験の開始に合わせ、一般モニターの募集を10月3日に開始。募集人数は約300名で、応募期間は10月3日~31日、応募方法は専用Webサイトからの申し込みとなる。参加費は無料で、参加条件は、事前説明会への参加と参加同意書への署名、アンケート調査への協力(応募時、実証実験期間中)となっている。

「セレナ」をベースとした自動運転車両

各社の役割

BOLDLY株式会社

 自動運転サービスの遠隔監視を行なう監視システムの提供など。

株式会社プレミア・エイド

 監視システムを使用した乗客サポート業務など。

京浜急行電鉄株式会社

 交通事業者視点での運行・運用体制構築の支援など。

日産自動車株式会社

 実証の企画・運営主体、自動運転車両の提供と運行。

実証実験概要

運行エリア:みなとみらい/関内エリア
実施期間:2025年11月27日~2026年1月30日※12月20日~1月6日は年末年始のため休止
運行日:期間中の火曜日、水曜日、木曜日、金曜日(※年末年始休止期間を除く)
運行時間:8時30分~16時
乗車定員:3名
運行台数:5台
乗降地数:計26か所