ニュース

BYD、ジャパンモビリティショー2025で電気トラック「T35」世界初公開

現時点での日本初公開車両は「SEALION 6 DM-i」「ATTO 3」「YANGWANG U9」

2025年10月15日 発表
乗用車部門のブースイメージ

 BYD Japanグループは10月15日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「ジャパンモビリティショー 2025」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)に出展する車両の一部を追加発表。今回は、商用車部門のワールドプレミア車両1台と、乗用車部門のジャパンプレミア車両3台が公開された。

 なお、残る乗用車部門のワールドプレミアと商用車のジャパンプレミアについては、10月22日に公開する予定としている。

商用車部門:ワールドプレミア

T35 シリーズ(アルミバン仕様/平ボディ仕様)※画像は10月29日に公開

 BYD商用車部門は、2025年1月に開催したBYD事業方針発表会で公表した新しい電気トラック「T35」をジャパンモビリティショー 2025で世界初公開。

 T35は、BYD独自の最先端技術を用いたNEV(New Energy Vehicle:新エネルギー車)で、日本市場での使用を考慮したモデルとなり、今回はT35のアルミバン仕様と平ボディ仕様の2モデルを公開する。

商用車部門のブースイメージ

乗用車部門:ジャパンプレミア

BYD SEALION 6 DM-i

SEALION 6 DM-i

 2025年のBYD事業方針発表会で公表した事業計画に則り、BEVの航続距離に対する不安を払拭するPHEV(プラグインハイブリッドEV)モデル「SEALION 6 DM-i」を日本初公開。

 SEALION 6 DM-iにはBYDが蓄積してきた技術の集大成である高効率なバッテリに加え、電気モーターと1.5リッターの自然吸気エンジンを組み合わせたBYD独自のDM-i(Dual Motor Intelligence)システムを搭載。バッテリとエンジンを高度に協調制御しながら、経済的で爽快な走りを実現している。

BYD ATTO 3

ATTO 3

 BYDのミッドサイズバッテリEV「ATTO 3」は、2023年1月から日本で販売を開始。日本の道路状況に適したサイズと、一充電走行距離470kmという航続距離が人気を集め、これまでの累計販売台数が2500台に達するなど、BYDが日本で展開する4モデルの中でもっとも高い人気を誇っている。

 今春開催された中国・上海ショーでは、主に内外装を刷新した最新のATTO 3がデビュー。今回のジャパンモビリティショー 2025では、国内販売の開始に先駆けて公開される。

YANGWANG U9

YANGWANG U9

 BYDのハイエンドブランド「仰望(ヤンワン)」が誇る高性能バッテリEV「U9」を日本初公開。

 YANGWANG U9は、そのシルエットからスポーツカーとして注目を集め、2025年9月にはベースモデルをさらにチューニングした「YANGWANG U9 Xtreme」で、EVの世界最速記録となる496.22km/hを記録。さらに、世界のスーパーカーがコースレコードに挑戦するニュルブルクリンク北コースで7分を切るタイムを記録するなど、BEVスーパーカーとしての新境地を拡大している。

 会期中は、YANGWANG U9の電子制御サスペンション(DiSus-P)の柔軟性をアピールするダンスパフォーマンスが予定されている。