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TOYOTA GAZOO Racing-WRT、オリバー・ソルベルグ選手が「ラリー1」に昇格する2026年シーズンのWRC参戦体制発表

2025年11月10日 発表
ユハ・カンクネン代表代行(左)と新たに「ラリー1」に昇格するオリバー・ソルベルグ選手(右)

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)は11月10日、2026年シーズンのWRC(FIA世界ラリー選手権)の参戦体制を発表した。

 2025年シーズンのマニュファクチャラーズタイトルをすでに決め、前日まで開催されていたラリージャパンでも表彰台を独占したTGR-WRTは、2026年シーズンを、今シーズンを戦ったエルフィン・エバンス選手、セバスチャン・オジェ選手、勝田貴元選手、サミ・パヤリ選手に加え、新たにオリバー・ソルベルグ選手を「ラリー1」に昇格。5名のドライバーで来シーズンを戦う。

2026年シーズンのWRCを戦うTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のメンバー

 チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ氏は、ラリージャパン前にマニュファクチャラーズタイトルを決め、ラリージャパンでも1-2-3を獲得したことは非常に喜ばしいことであり、ドライバーチャンピオン争いも最終戦までもつれ込んでいる状況は選手権として喜ばしい状況だと語った。

 なお、ラトバラ代表は、この記者会見直前に今シーズンに選手として出場していたヨーロッパヒストリックラリー選手権で自身初となるFIAタイトル獲得を決めての来日だった。

ヤリ-マティ・ラトバラ チーム代表

 ユハ・カンクネン代表代行は「ラリージャパンで1-2-3、カナリア諸島(Rd4)では1-2-3-4、フィンランド(Rd9)では1-2-3-4-5と素晴らしい結果を出すことができました。自分自身1990年にランチアでそのような経験はしましたが今季に関しては13戦中12勝という、これ以上のシーズンというのは難しいのではないかと思っております。トヨタのドライバーがチャンピオンになることが確定しているものの、誰が獲得するかが最終戦までもつれ込んでいる状況もいいことだと思います」と、ラトバラ代表同様TGR-WRTの好成績に加え最終戦までチャンピオン争いが続く今シーズンのWRCについて語った。

ユハ・カンクネン チーム代表代行

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamから2026年のWRCに出場するドライバーとコ・ドライバーの組み合わせは以下のとおり。

・セバスチャン・オジェ / ヴァンサン・ランデ組
・エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組
・勝田貴元 / アーロン・ジョンストン組
・サミ・パヤリ / マルコ・サルミネン組
・オリバー・ソルベルグ/ エリオット・エドモンドソン組

※左がドライバー、右がコ・ドライバー

ドライバーのセバスチャン・オジエ選手
コ・ドライバーのヴァンサン・ランデ選手
ドライバーのエルフィン・エバンス選手
コ・ドライバーのスコット・マーティン選手
ドライバーの勝田貴元選手
コ・ドライバーのアーロン・ジョンストン選手
ドライバーのサミ・パヤリ選手
コ・ドライバーのマルコ・サルミネン選手
ドライバーのオリバー・ソルベルグ選手
コ・ドライバーのエリオット・エドモンドソン選手

 なお、選手以外の詳細な参戦体制は最終戦のラリー・サウジアラビア以降に発表される。

 発表会では2026年のWRC参戦選手の紹介のほかTGR WRCチャレンジプログラムのについての発表も行なわれた。2015年にスタートしたこのプログラムは世界で戦えるラリー選手育成に向けたもので、これまで日本人選手のみを対象としてきたが、これからは外国人選手も採用することになった。記者会見に登壇したTGR WRCチャレンジプログラムに参加する日本人ドライバーは山本雄紀、後藤正太郎、松下拓未、尾形莉欧、柳坑田貫太の5名。日本人コ・ドライバーは前川富哉、そして18歳のエストニア出身のドライバー ジャスパー・ヴァヘルの計7名が参加する。

会見ではTGR WRCチャレンジプログラムについての発表もあった
エストニア出身のドライバー ジャスパー・ヴァヘルからのビデオメッセージも紹介された