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トヨタ、セバスチャン・オジエ選手が9度目のWRCドライバーズチャンピオン獲得 豊田章男会長は「9回目のチャンピオンおめでとう!」と祝福

2025年シーズンのWRCドライバーズチャンピオンを獲得したセバスチャン・オジエ選手(右)とコドライバーズチャンピオンを獲得したヴァンサン・ランデ選手

 WRC(世界ラリー選手権)最終戦となる第14戦ラリー・サウジアラビアが11月26日~29日の4日間にわたってサウジアラビアで開催された。TOYOTA GAZOO RacingはWRCで5年連続のマニュファクチャラーズタイトルを第12戦で決めており、最終戦ではエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組のTOYOTA GAZOO Racingドライバー/コドライバー同士のチャンピオン争いが注目されていた。

 最終戦ラリー・サウジアラビアでは、優勝はヒョンデのティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組であったものの、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組が3位、サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組が4位、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が5位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が6位、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が7位と、TOYOTA GAZOO Racingが3位から7位に。その結果、シリーズポイントを積み上げたセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組がWRCドライバーズチャンピオン、コドライバーズチャンピオンを獲得した。

セバスチャン・オジエのWRCドライバーズチャンピオン獲得は通算9度目。セバスチャン・ローブ選手の持つWRC最多記録に並んだ

 セバスチャン・オジエ選手は9度目のドライバーズチャンピオン獲得となり、セバスチャン・ローブ選手の持つWRC最多記録に並んだ。また、トヨタとしても10回目のドライバーズチャンピオン獲得となり、ランチアの記録に並ぶこととなった。

 TGR-WRT会長である豊田章男氏は、9度目のWRCドライバーズチャンピオンを獲得したオジエ選手に祝福のコメント。最後までドライバーズチャンピオンを争ったエバンス選手らには健闘をたたえるコメントを発表した。

TGR-WRT会長 豊田章男氏

すごい! やっぱり強い!
セブを見ていると、そんな感想しか出てこない……9回目のチャンピオンおめでとう!
ヴァンサンも初タイトルおめでとう!

5度目のシルバーメダルにおめでとうとは言えないけれど、エルフィンの安定した走りはチームにとって本当に大切なもの。 今までと同じように、来シーズンもGRヤリスをゴールまで確実に運んできてくれる姿を見せてください!
そうすれば必ず……と思っています。

ヤリ-マティの記録を塗り替えた最年少の勝利、22歳と1日の最年少のチャンピオン、セブの代打で急遽出場したラリーでの勝利、ようやく実現した母国フィンランドでの優勝、そして突然のサーキットレースへの転向。
カッレと同じチームでいられて本当に楽しかったです。
来年は日本のサーキットで会いましょう。

「もっともっと強くなって来シーズン帰ってくる」
今日のパワーステージ後の貴元の言葉を信じてます!

また来年も表彰台に乗ったサミの姿が見たいです。
より高い所にいる姿を期待しています!

ユハ、ヤリ-マティ、そしてチームのみんな、今シーズンも本当におつかれさまでした。
マニュファクチャラーチャンピオンありがとう。しばし、ゆっくり休んでください!
メリークリスマス!

追伸
オィットもおつかれさま。ありがとう!

チーム代表代行 ユハ・カンクネン氏

セブとエルフィンの戦いは、シーズン最後のラリーの最終ステージまで続く、信じられないような接戦でした。セブは現時点で世界最高のドライバーであり、おそらく史上最高のドライバーであることを証明したと思います。9回目のタイトル獲得で最多記録に並び、しかもそれを3つの異なるマニュファクチャラーで成し遂げたのです。私もかつて3つのチームで優勝しましたが、タイトルは4回しか獲得できませんでした!エルフィンもまた、素晴らしい仕事を成し遂げました。ミスを一切犯さず、シーズンの大部分で一番手スタートを担いながらも、驚異的な安定感を発揮しました。来年も彼と共に再び頂点を目指すことができるのは、素晴らしいことです。カッレも今回は結果を出すことはできませんでしたが、最善を尽くしました。彼がいなくなるのは寂しいですが、新たな挑戦を見守るのは楽しみです。そして、サミやオリバーといった若手の台頭もあり、2026年もまた力強い戦いができると確信しています。

エルフィン・エバンス選手

この週末、私たちにできることは全てやったと思います。金曜日のタイヤ交換はプラスになりませんでしたが、それは今週の戦いの要素のひとつであり、誰もが公平に問題を抱えていました。今日2本目のステージではあまり良い走りができず、今週末は砂の多いセクションで少し苦労しました。そして他の多くのドライバーも問題を抱えていた状況で、セブは上位に躍り出ました。私たちにとっては残念な結果ですが、セブとヴァンサンは年間を通して素晴らしい戦いをしてきたので、タイトルを獲得するに相応しいと思います。私はコンペティターとして常に上を目指していますが、素晴らしいチームに支えられ、最後まで後押ししてもらえたことで、良いシーズンを過ごすことができたと思います。素晴らしい仕事をしてくれたチームの皆に感謝します。

カッレ・ロバンペラ選手

セブとヴァンサンのタイトル獲得を祝福します。彼らは今年素晴らしい戦いを続けてきたので、間違いなくチャンピオンに相応しいと思います。自分たちが望んでいたような、最後のラリーにはなりませんでしたが、タフな戦いになることは最初から分かっていました。それでも今は、良い気分です。もちろん、人生の大きな部分を占めてきたこのスポーツと仲間たちから離れるのは悲しいですが、それと同時に自分たちが成し遂げたことに誇りを感じています。本当に素晴らしい経験でした。感謝すべき人は多数いますが、何よりもまず、素晴らしい時間を共に過ごし、輝かしい結果を残し、多くの楽しい瞬間を共有してきたヨンネに感謝します。そして、この素晴らしい年月を共に過ごしてきたトヨタと、チームの皆にも感謝します。

セバスチャン・オジエ選手

エルフィンとスコットとの戦いは本当に壮絶でした。偉大なチャンピオンには偉大な対戦相手が必要ですし、彼らは最後まで非常に強く、我々は今年最後のステージまで追い詰められました。彼らふたり、カッレとヨンネ、そしてチーム全員におめでとうと言いたいです。とても成功したシーズンでしたし、このファミリーの一員であることを誇りに思い、幸せを感じています。家族と過ごす時間を増やすためラリーへの取り組みかたを変えると決めた後、9度目のタイトル獲得という瞬間が訪れるとは夢にも思いませんでした。この素晴らしいチームと共に仕事ができる機会に恵まれたこと、そして私の横で驚くべき仕事ぶりを見せ、私を鼓舞し、若返らせてくれた若いコ・ドライバーに出会えたことに感謝します。共に素晴らしい仕事を成し遂げてきたので、今日はヴァンサンの勝利を喜ぶ気持ちの方が強いですが、もちろん自分にもおめでとうと言いたいです。

勝田貴元選手

このラリーを完走することができたのは良かったですが、今日はより良い結果を得られたはずです。最終ステージの1本前で、少し楽観的なペースノートが原因でコースアウトするまでは表彰台を争っていました。コースを外れて戻ろうとした時、非常に柔らかい砂に足をとられ、それが転倒の原因となりました。週末を通して注意深く走っていただけに、こんな小さなミスを犯してしまったのは本当に残念ですが、これもラリーです。チームには申し訳ない気持ちですが、今年自分が受けた素晴らしいサポートに感謝していますし、より強くなって戻ってくるために一生懸命努力します。

サミ・パヤリ選手

初優勝を目標に掲げてこのラリーに臨みましたが、大半は順調でした。昨日の午後に起きた出来事は残念でしたし、それが原因でより良い結果を得ることができなくなりましたが、初開催の難しいラリーで今週自分たちが発揮したパフォーマンスにはとても満足しています。ラリージャパンでの表彰台を経て、この最初のシーズンを非常に良いフィーリングで終えることができました。自分たちがより速く、強くなるために素晴らしい仕事で支えてくれたチームに心から感謝します。来年に向けて期待が高まっていますし、とても楽しみです。

ラリー・サウジアラビアを走るセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組