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ダイハツ、新型コンパクトSUV「トラズ」マレーシアで発売 DNGA第4弾製品

2025年12月17日 発表
新型コンパクトSUV「トラズ」

 ダイハツ工業は12月17日、マレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア(セランゴール州)が新型Bセグメントの5人乗りコンパクトSUV「TRAZ(トラズ)」を発売したと発表した。

 トラズは、マレーシアにおけるDNGA第4弾商品として、2022年7月にフルモデルチェンジしたコンパクトMPV「ALZA(アルザ)」と共通となるDNGA Bセグメント用プラットフォームを採用。パワートレーンには1.5リッター「2NR-VE」エンジンを搭載して力強い走りを実現するとともに、トランスミッションにはD-CVTを採用して優れた車内の静粛性と燃費性能を実現した。

マレーシアでのDNGA第4弾商品となるトラズ
ボディサイズは4310×1770×1655mm(全長×全幅×全高)

 エクステリア・インテリアデザインは「Energetic&Fusion」コンセプトに基づき、マレーシア独自のスポーティなスタイルに仕上げられ、高い視点や小まわり性能に優れるとともに、快適で安心な走行を可能とし、SUVらしい力強いスタイリングと車格感を実現した。大人5人がゆったり過ごせる快適な室内空間に加え、多様な積載も可能とし、快適さと使いやすさを追求した装備を装着しながら、国民車にふさわしい価格(マレー半島価格:7万6100リンギット~8万2000リンギット)とした。

 安全性能は、ASEAN地域の新車の安全性能を評価するプログラム「ASEAN NCAP」(New Car Assessment Program for Southeast Asian Countries)の安全評価で最高ランクの5つ星を獲得。さらに、自動車事故を未然に防止する衝突回避支援システムや運転支援システムなど、マレーシアの道路環境に最適な設定とした先進装備を採用し、安全・安心に対する顧客ニーズに対応した。

新型コンパクトSUVのトラズ

 プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第2の国民車メーカー。2006年~2024年の19年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得し、2024年には過去最高となる35万8000台を販売した。2021年3月に発売したコンパクトSUV「Ativa(アティバ)」を皮切りにDNGAモデルへの刷新を進め、2022年7月に「ALZA」、2023年2月に小型乗用車「AXIA(アジア)」を発売した。