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ボルボ、新型バッテリEV「EX60」世界初公開 最大810kmの航続距離を達成
2026年1月22日 15:46
- 2026年1月21日(現地時間) 発表
ボルボ・カーズは1月21日(現地時間)、新型電動ミッドサイズSUV「EX60」を世界初公開した。
パワートレーンは3種類をラインアップし、P12 AWD Electricは最大810kmのクラス最長の航続距離を達成。P10 AWD Electricは最大660km、後輪駆動のP6 Electricは最大620kmの航続距離を実現している。これらを含め、EX60は全7種類の魅力的なバリエーションを用意し、あらゆるニーズとライフスタイルに応えていくという。
それぞれのスペックは、P12が550kW(680HP)/790Nm、P10が375kW(510HP)/710Nm、P6が275kW(374HP)/480Nmとされている。
今後、欧州市場で受注を開始し、米国市場では今春後半に受注を開始する予定。生産は今春、スウェーデンのボルボ・カーズの工場で開始され、P6とP10バリエーションの納車は今夏に始まり、P12の納車もその後まもなく始まる予定としている。
ボルボ・カーズ CEOのホーカン・サムエルソン氏は「新型EVのボルボEX60は、航続距離、充電性能、価格のすべてにおいて今までのEVの常識を変える1台であり、ボルボ・カーズとお客さまにとって新たな始まりを象徴するモデルです。このクルマによって、電動化への残された障壁をすべて取り除きました。この素晴らしい新型車は、メガキャスティング、セル・トゥ・ボディ、コアコンピューティングといった新たな技術を導入した、まったく新しい製品アーキテクチャを通じて、ボルボ・カーズが持つ技術力を示す証にもなっています」とコメントしている。
EX60の特徴
新型EX60はAWD仕様で一充電あたり最大810kmというクラス最長の航続距離を実現。これはボルボ・カーズのEVの中で最長となるだけでなく、最新の競合モデルをも上まわり、セグメントの新たな基準を確立するものになるという。充電速度は400kWの急速充電器を使用した場合、10分で最大340km分の航続距離を追加可能。短いコーヒーブレイクの間に充電を済ませ、すぐに走り出すことができるとしている。
また、新型EX60は5シーターでファミリーユースに最適であり、革新的なユーザー・エクスペリエンスをもたらすだけでなく、安全性の新たな領域を切り開くモデルであるとともに、ボルボ・カーズが世界最大のEVセグメントに初めて参入するモデルであり、販売市場を広げ、EV市場でのシェア拡大に大きく貢献する1台になるとのこと。
EX60は、ボルボ・カーズの新世代EVアーキテクチャである「SPA3」を基盤とし、コアシステム「HuginCore」によって制御され、スケーラビリティやモジュール性、生産効率、コストの面で新たな基準を打ち立てるプラットフォームを採用。セル・トゥ・ボディ技術や自社開発の次世代電動モーター、新設計のバッテリセル、メガキャスティングなどを組み合わせることで、エネルギー効率と航続距離を向上させ、車両重量の低減にも貢献している。これらの技術により、EX60は小型EVのEX30と同等の水準となる、ボルボのEVとして最少のカーボンフットプリントを実現している。
なお、EX60には10年間のバッテリ保証が付帯し、スウェーデンでは3年間の家庭用充電が無料で提供される。このオファーは、スウェーデンの個人向けにすぐに適用され、今後ほかの市場にも順次展開される予定。
デザイン面では、EX60はボルボが大切にしてきたスカンジナビアンデザインの理念をEV時代へとさらに進化させ、スタイリッシュで自信に満ち、効率性にも優れたエクステリアと、自然素材を用いた上質なインテリアを組み合わせ、落ち着きと洗練、そしてスマートな収納を備えた実用性の高い室内空間を実現した。
エクステリアは、低く構えたフロント、流れるようなルーフライン、絞り込まれたサイドボディで全体の空力性能を大きく高め、0.26という空気抵抗係数を実現。クラス最高水準の航続距離にも貢献している。
室内は、ロングホイールベースとフラットフロアにより、後席のレッグルームを大幅に拡大。大容量のラゲッジスペースに加えて、身のまわりの小物を収納できる多彩なスマートな収納も備えて多用途性と実用性を向上させた。プレミアムなBowers&Wilkins製28スピーカーオーディオシステムを備えるほか、ボルボ車として初めて前後4席すべてのヘッドレストにスピーカーを内蔵するとともに、Dolby Atmosに対応したApple Musicをプリインストールで搭載し、没入感あふれる空間オーディオ体験を提供する。
EX60はボルボ・カーズ史上最も高度なインテリジェンスを備えており、運転中の体験を向上させる最先端のテクノロジーを数多く搭載。EX60の頭脳となるのは、車両が“考え、処理し、行動する”ことを可能にするボルボ・カーズ独自のコアシステム「HuginCore」の最新バージョンで、自社開発とGoogle、NVIDIA、Qualcomm Technologiesなどとの協業によって構築されている。
また、Googleの新しいAIアシスタント「Gemini」を搭載した初めてのボルボ車となり、車両とGeminiが深く統合されていることから、特定のコマンドを覚える必要なく、自然でパーソナライズされた会話を可能としている。さらに、ボルボ車史上最も応答性に優れたユーザー・エクスペリエンスを実現しており、シームレスで遅延のないインフォテインメントシステムにより、画面は素早く反応し、地図は瞬時に読み込まれ、音声アシスタントは乗員の意図をより正確に理解するという。
加えて、定期的な無線アップデート(OTA)によって時間とともに進化し続け、時間の経過とともにさらに良くなっていくとのこと。
安全性については、ボルボ車として市場で最も安全なクルマの1つであり、法規や一般的な評価要件を上まわるボルボ・カーズ独自の安全基準を体現しているという。HuginCoreを基盤にすることで、多様な車載センサーを通じて車両周囲の状況を常に把握し、正確に理解できるクルマとなり、安全性を新たな次元へと引き上げたとしている。
そのほかにも、世界初の技術として評価されているボルボ・カーズのマルチアダプティブ・シートベルトは、スマートでパーソナライズされた前席の保護を提供。EX60の安全構造の中核には、ボロン鋼で強化されたセーフティケージが配置されており、その内部では最新鋭の乗員保護システムが連携し、最適な保護を可能にしている。

















