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ホンダ、BEV原付バイク「アイコン イー」発表会 内燃機関モデル同等の価格22万円を実現
2026年2月19日 20:37
- 2026年2月19日 開催
ホンダモーターサイクルジャパンは2月19日、3月23日に発売する原付一種(第一種原動機付自転車)の電動二輪パーソナルコミューター「ICON e:(アイコン イー)」の発表会を開催した。
ICON e:の価格は22万円と、中国で普及する48Vの電動車部品の活用やアジア市場向けの製品との共通化など、コストを下げる取り組みによって実現。これにより、既存の電動モデル「EM1 e:」の価格32万100円から約10万円価格を引き下げ、新基準原付として導入したICE(内燃機関)モデル「Dio110 Lite」の価格23万9800円と同等の価格を実現させた。
ICON e:の主な特徴としては、一充電あたりの走行距離は81km(30km/h定地走行テスト値)を実現。容量30.6Ah(約1.4kWh)の着脱式リチウムイオンバッテリを床下に配置することにより、内燃機関原付並みのシート下ラゲッジを確保し、ヘルメットやグローブ、雨具などを収納できる利便性を持たせている。
充電器は家庭用AC100Vを使用し、コスト低減のため出力抑制しつつ、25%~75%の充電は約3.5時間、0%~100%のフル充電は就寝時を想定し8時間とした。充電方法は車載のまま充電する、取り外して充電するといった2通りの充電方法に対応するため、車体側に充電端子が設けられた。
普及帯の48V電動部品活用とアジア市場モデルとの共通化でコストを最適化
発表会に登壇した、本田技研工業 二輪・パワープロダクツ事業本部でICON e: 開発責任者の三ツ川誠氏は、「ICON e:は日本をはじめ、インドネシアやベトナムの市場に向けて、ホンダモーターサイクルR&Dチャイナにて、日本のお客さまにとって一番身近な移動手段としての原付一種規格に適合するモデルとして開発を行なってまいりました」とICON e:について紹介。
コスト面での取り組みについて三ツ川氏は、「今回のICON e:については、やっぱりお値段というところを非常に重視して車両の開発を行なってきました。既に中国市場においてたくさん使われている48Vの電動車部品を吟味しながら使うことと、あとはアジア向けの製品仕様と共通化することで、われわれの作っていく台数も増やすことで低価格化を実現することができました」と明かした。
EV市場を既存の原付ユーザーや若年層の新生活ユーザーにまで広げる起点となるモデル
ホンダモーターサイクルジャパン 商品企画部 商品企画課 ICON e: 営業領域責任者 鶴田隆時氏からは、既存の原付ユーザーに向け、「日常の移動手段として、価格・航続・積載性・静粛性・親しみやすさを重視して、従来ICE(内燃機関)原付からのスムーズな代替を狙った」こと。新生活を始める若者層に向けては、「通学・通勤の近距離移動をするのに、税込22万円の導入しやすい価格により『初めての1台』として検討しやすい選択肢を提供すること」を目指したことが明かされた。
鶴田氏は「ICON e:の導入は、単なる新モデルの発売にとどまりません。ホンダとしてパーソナルEVをイメージのものから、より身近な日常の選択肢へと変えていくための重要な一歩と考えています。これまでアーリーアダプターが中心であったEV市場を、既存の原付ユーザーや若年層の新生活ユーザーにまで広げていく起点とする。それが今回のICON e:に込めた大きな想いです。ホンダは多様な選択肢を提供することで、これからもお客さまの日常の移動手段を守り、未来に向けた新しい原付のスタンダードを作ってまいります」との意気込みが語られた。













