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富士スピードウェイに展示された「GRヤリス モリゾウRR」を豊田章男会長がアピール オジエ9xエディションも展示

ゴールデンウィーク中にサーキットを訪れ、自社の商品を強くアピールするトヨタ自動車代表取締役会長 豊田章男氏

 快晴の青空のもと5月3日~4日の2日間、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)においてスーパーGT第2戦富士が開催されている。今回の富士戦は、3時間というレースフォーマットで行なわれ、2回のピットが義務づけられている長丁場のもの。ゴールデンウィーク、しかも伝統の日本グランプリにちなんで集客にも定評のある富士戦のため、富士スピードウェイのイベント広場には多くのブースが展開している。

 GT300、GT500に参戦するTOYOTA GAZOO Racingは、イベント広場にニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦の知見を採り入れたという「GRヤリス MORIZO RR」(以下、モリゾウRR)と、セバスチャン・オジエ選手通算9回目のドライバーズチャンピオン獲得を記念して制作された「GRヤリス Sébastien Ogier 9x World Champion Edition」(以下、オジエ9xエディション)の2台を展示。それぞれ、東京オートサロン2026、WRC第1戦ラリー・モンテカルロで世界初公開されたクルマになるが、そろって日本で展示されるのは初めて。

MORIZO RRのところはニッコリと。ニュルブルクリンク24時間レースの知見が活かされた特別なクルマ

 スポーツカー人気の高いGRヤリスの特別仕様車、しかも開発中のものというだけあって高い注目が集まっていた。

 そして、そのGRヤリス特別仕様車をチェックする人たちの前に現われたのがモリゾウ選手こと、豊田章男会長。自身が開発に携わったクルマであるモリゾウRRはもちろん、自身が社長時代に再参戦を決定したWRCを記念して作られたクルマであるオジエ9xエディションを訪れ、特別仕様車をアピールした。

 そのアピールの仕方は、モリゾウ乗りとでも呼べるもので観客にも大ウケ。観客の「モリゾウさん」の声に応えて振り向いていた。自社の商品のアピールとして絶好のチャンスであるのは間違いないが、それを超えた振る舞いは単なるクルマ好きのおじさん。もちろん観客にもそんなピュアな気持ちは伝わっており、豊田章男会長ではなくモリゾウさんとしてのコミュニケーションを楽しんでいた。