トヨタ、「EV・PHVタウン」に参画し、2009年末に新型PHVを投入 3代目「プリウス」がベースで、国内で200台、グローバルで500台投入を計画 |
トヨタ自動車は6月3日、経済産業省のモデル事業「EV・PHVタウン」に参画し、2009年末に3代目「プリウス」をベースとした新型プラグインハイブリッドカー(PHV)を投入すると発表した。
EV・PHVタウンは、電気自動車(EV)やPHVなどの低炭素車の本格普及に向けた実証実験を行うモデル事業。EVやPHVの普及を積極的に推進する地域を認定、自治体や地域企業などと連携して充電インフラ整備や普及啓発など行うことで普及モデルを確立し、日本全国へ展開することを目指している。モデル地域には、東京都、神奈川県、青森県、新潟県、福井県、愛知県、京都府、長崎県が選定されている。
トヨタは、トヨタ車の駆動用バッテリーとしては初採用となるリチウムイオン電池を搭載し、外部充電が可能な3代目プリウスをベースとした新型PHVの開発を進めており、EV・PHVタウンに選定された自治体のPHV普及事業に協力する形で、2009年末以降より官公庁や自治体、法人などの特定利用者を中心に約200台をリースする。加えて、米国で約150台、欧州でフランスの100台を含め150台以上を導入する予定のほか、英国、オランダ、ドイツへの導入を検討しており、合計500台程度をグローバル市場に順次投入する計画だ。
あわせて、豊田自動織機は、PHVやEV向けの急速充電器を日東工業と共同開発し、2009年7月に発売する。この急速充電器は、EV・PHVタウンに選定された神奈川県横浜市による補助制度の対象となっており、6月6日~7日に横浜市みなとみらいの赤レンガ倉庫で開催される「エコカーワールド2009」に出展する予定だ。
(編集部:)
2009年 6月 4日