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チェリー(奇瑞汽車)、日本市場への参入を示唆 「市場で実績を重ねてきた商品を日本の皆さまにも提供したい」
2026年8月20日 06:00
中国の自動車メーカーであるチェリー(奇瑞汽車)は8月13日、日本の報道陣向けにオンラインでブランドプレビューを開催。この中で「日本市場への参入を検討している」ことを明らかにした。
ブランドプレビューでは、はじめにグループ概要とブランド戦略について説明された。チェリーグループは1997年に設立され、現在の従業員数は15万人超、2025年のグループ売上高は3000億元(約6兆8600億円)に達した。世界130以上の国と地域で事業を展開し、累計ユーザーは2000万人を超えるという。
また、中国自動車ブランドの輸出台数では23年連続でナンバーワンを維持しており、2026年上半期の世界販売シェアは4.1%を記録。すでに世界各国・地域で販売されているグループ傘下のブランドとして、チェリー(ファミリー・実用性)、EXEED(ラグジュアリー・パフォーマンス)、オモダ&ジェイクー(Omoda & Jaecoo。先進・都会的+上質・洗練)、iCAR(クラシック・アドベンチャー)、LEPAS(エレガンス・洗練)を展開している。
中でもオモダ&ジェイクー(Omoda & Jaecoo)について、従来の自動車が提供する価値では若者や新世代エリートの個性・自己表現といったニーズに応えきれないという認識のもと、チェリーが新カテゴリーとして創出したブランドであると説明。オモダ(Omoda)は「Oxygen(ポジティブでエネルギッシュなイメージ)」と「Modern(現代的でファッショナブルなライフスタイルを表現)」を組み合わせた名称で、スローガンである「CROSS FUTURE」には「CROSS FROM FUTURE(未来から生まれる)」と「CROSS FOR FUTURE(未来のために創造する)」の2つの意味が込められているという。オモダ(Omoda)のコアDNAは「FUTURE・TECHNOLOGY・FASHION」の3本柱であり、ラインアップはスタイリッシュなクロスオーバーの「O5」、先進テクノロジーを備えたクロスオーバー「O7」、メカニカルな個性を際立たせたクロスオーバー「O4」の3モデルが用意される。
一方、ジェイクー(Jaecoo)はドイツ語の「JAGER(狩人)」と英語の「COOL」を組み合わせた名称で、オフロード文化をルーツにエレガンスと洗練を融合した「新しいオフロードスタイル」を提案する。ラインアップはアウトドアライトオフロードSUVの「J5」、エレガントなオフロードSUV「J7」、ラグジュアリーなオフロードSUV「J8」の3モデルで、世界ナンバーワンのプレミアムオフロードブランドを目指しているという。
オモダ&ジェイクー(Omoda & Jaecoo)は現在77の国と地域で展開され、2026年4月に海外累計販売台数100万台を突破。この両ブランドの日本導入が検討されている。チェリーではHEV、PHEV、EVなど複数のパワートレーンを有しており、ブランドプレビューでは日本市場にもこれらのパワートレーンを導入する可能性があることを示唆した。
なお、ブランドプレビューでは質疑応答も行なわれ、なぜこのタイミングで日本市場への参入を検討していることを明かしたのか、との問いに関係者は「世界の右ハンドル市場において、日本は重要な市場の1つと認識しています。また、チェリーの自動車事業はすでに130以上の国と地域で展開しており、世界2000万人以上のお客さまから信頼され、市場で実績を重ねてきた商品を日本の皆さまにも提供したい」と回答。
また、日本現地法人を設立し、販売店を構築していくのかという質問に対しては「独自の販売ネットワークを構築する予定です。今後、競合他社とそん色のないディーラーネットワークを拡大していきたい」と抱負を述べた。
加えて日本人の開発者・デザイナーはいるのか、また今後採用する方針があるのかという問いには「日本およびグローバル市場に長期的に貢献するため、日本人の研究開発・設計などの専門人材の積極的な採用を検討している」とコメントしている。




