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フィアット、新型コンパクトSUV「グランデ パンダ ハイブリッド」デビュー 価格は369万円から

2026年11月7日 発売
369万円~420万円
新型コンパクトSUV「フィアット グランデ パンダ ハイブリッド」

 フィアット(Sellantisジャパン)は、新型コンパクトSUV「フィアット グランデ パンダ ハイブリッド」を11月7日に発売する。基本装備をまとめた受注生産モデルの「ICON(アイコン)」、快適装備を備えた「La Prima(ラプリマ)」の2グレードを展開し、価格は369万円~420万円。

 1980年に誕生した初代「パンダ」のシンプルで機能的な思想を受け継ぎながら、現代のライフスタイルに求められるデザイン性、快適性、実用性、サステナビリティを融合させたモデル。パンダの名を冠したモデルとして4世代目となり、より幅広いライフスタイルに応えるBセグメントのコンパクトSUVへと進化したという。

 新型グランデ パンダのデザインはフィアット発祥の地であるイタリア・トリノとのつながりを随所に表現。その象徴となるのが1923年に完成したフィアットの旧自動車工場兼研究所の建物「リンゴット」となり、完成した車両を建物の最上階まで運び、屋上に設けられた楕円形状のテストコースで走行試験を行なう革新的な施設として知られ、現在もフィアットの歴史を象徴する、トリノのランドマークとして親しまれているという。グランデ パンダでは、このリンゴット建築に着想を得たモチーフを、エクステリアからインテリアまで随所に取り入れられた。

パンダの名を冠したモデルとして4世代目となるグランデ パンダ
デザインはフィアット発祥の地であるイタリア・トリノとのつながりを随所に表現
ボディサイズは4010×1765×1630mm(全長×全幅×全高、La Prima)、ホイールベースは2540mm

 エクステリアは、初代パンダのスクエアなボディシルエットや機能的なデザインを受け継ぎながら、ピクセルをモチーフとしたグラフィックや立体的なロゴなど、現代的な意匠を組み合わせる。フロントフェイスにはブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへと連続するスクエアモチーフを採用し、デジタル画像を構成する四角い点を並べたようなピクセルデザインによってグランデ パンダならではの表情を生み出している。

 LEDヘッドライトのグラフィックは、1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲームに加え、リンゴットの特徴的な窓から着想を得たもの。また、フロントのFIATロゴは中央ではなく、左右非対称となる位置にレイアウトし、端正なスクエアデザインの中にアクセントを加えた。また、フロントバー、ホイールアーチ、リアバンパーには往年のフィアットモデルを想起させる4ストライプのアクセントが施された。

 サイドビューは、前方から後方へ向かって高くなるウェッジシェイプのボディライン、広いガラスエリア、力強く張り出したフェンダーによって構成。ドア下部には、初代「パンダ 4×4(フォーバイフォー)」が築いたタフで機能的なイメージを受け継ぐように、大胆な“PANDA”のレタリングをボディパネルに直接プレス加工。実用美を重視した初代の思想を、現代的で力強いデザインとして表現したという。

 Cピラーには、FIATロゴから4本のラインへと変化するレンチキュラーグラフィック(見る角度によって異なる絵柄や模様が見える特殊な視覚表現)を採用。ブランドを象徴するモチーフに視覚的な変化を加え、グランデ パンダならではのユニークな演出が施されている。

サイドシルエット

 また、リアビューでは垂直に近いリアエンドと張り出したホイールアーチによって、安定感のあるスタンスを表現。キューブ状のリアランプにはフロントと共通するピクセルデザインを採用するとともに、立体的なFIATロゴとPANDAロゴを配置することでフロントからリアまで統一感のあるデザインに仕上げた。

 なお、上級グレードのLa Primaに装備する17インチアルミホイールでは、1980年代を思わせる幾何学的なデザインと未来的な“X”モチーフを組み合わせた。La Primaにはルーフレールも標準装備し、日常での使いやすさとSUVらしい力強いスタイルを備えている。

 ボディカラーにはイタリアらしい明るさと個性を表現した「リモーネ イエロー」、空や海を思わせる開放的な「アクア アジュール」、上質で都会的な佇まいの「チネマ ブラック」、シンプルで親しみやすい「ジェラート ホワイト」の4つの新色を用意した。

リモーネ イエロー
アクア アジュール
チネマ ブラック
ジェラート ホワイト

 一方、インテリアは乗る人を中心に考えた“Human-Centric Design” に基づいて設計されたといい、4010×1765×1630mm(全長×全幅×全高、La Prima)のコンパクトボディでありながら、スクエアなボディ形状と2540mmのホイールベースを活かし、前席と後席ともにゆとりある空間を確保。広いガラスエリアと高めのアイポイントにより、周囲を確認しやすい設計とした。

 ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどにはリンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状を採用。エクステリアのスクエアな形状と対比する「リンゴットサークル」デザインを随所に採用することで、直線的なエクステリアとの対比によってインテリアには柔らかなリズムとデザインの奥行きを生み出した。デジタルメーター内には、テストコースを走る初代パンダのシルエットを取り入れるなど、車内の細部にわたってフィアットの歴史と遊び心を表現している。

ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどにはリンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状を採用
Apple CarPlay/Android Auto対応

 貴調色には「タスマニア ブルー」を採用。ダッシュボード、センターコンソール、エアベント、インフォテインメントディスプレイ周辺、シートステッチなどに鮮やかなイエローのアクセントを配し、明るく親しみやすい室内に仕上げた。また、シートには丸みを持たせたデザインを採用し、室内に一体感をもたらすとともに、身体を支える座り心地にも配慮。La Primaの専用シートには「PANDA MADE WITH LOVE IN FIAT」のレタリングもあしらわれた。

Icon専用ファブリックシート
La Prima専用ファブリックシート

 ラゲッジ容量は通常時で412Lを確保し、後席を倒すことで最大1366Lまで拡大可能。また、ダッシュボード上部と下部のグローブボックス、オープンシェルフをはじめ、車内各所に合計13Lの収納スペースを確保。スマートフォンや小物類などを整理しやすく、日常での使い勝手を高めている。

 そのほか車両1台あたり、約140本分の飲料用紙パックに由来するリサイクル素材「Lapolen Ecotek(ラポレン・エコテック)」をインテリア各部に採用したのもトピックの1つ。La Primaのダッシュボードには、フィアットとして初めて天然竹繊維を約33%配合した「BAMBOX Bamboo Fiber Tex(バンボックス・バンブー・ファイバー・テックス)」を採用し、自然素材ならではの温かみのある風合いを室内にもたらした。

ラゲッジスペースは最大1366Lまで拡大可能
La Primaのダッシュボードには、フィアットとして初めて天然竹繊維を約33%配合した「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」を採用

 パワートレーンには48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。直列3気筒DOHC 1.2リッターターボエンジンと電動モーター、6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の組み合わせによって最高出力74kW(110PS)/5500rpm、最大トルク205Nm/1750rpmを発生し、街乗りから高速走行まで滑らかで力強い走りと高い燃費性能を実現したという。また、走行状況によってモーターのみで走行することができ、30km/h以下では最大約1kmのEV走行が可能。WLTCモード燃費は20.8km/Lとした。