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メルセデス・ベンツ、新型バッテリEV「electric GLC」デビュー 価格は913万円から
2026年10月28日 15:13
- 2026年10月28日 発売
メルセデス・ベンツ日本は10月28日、「electric GLC」の予約注文を開始した。価格は「GLC 250 electric」が913万円、「GLC 300 4MATIC electric」が957万円。また、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金として、GLC 250 electricでは98万円、GLC 300 4MATIC electricでは78.4万円が適用可能となる。
GLCは、内燃機関モデルのメルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズとして、日本では2016年にSUVが、2017年にはクーペがデビュー。スタイリッシュなデザインと使い勝手のよいボディサイズ、メルセデスのコアバリューである安全性を備え、メルセデス・ベンツのベストセラーSUVに成長。2023年にはメルセデス・ベンツの技術を多数搭載し、大きく進化した新型モデルが発表され、日本では2025年の外国メーカー車の年間登録台数(日本自動車輸入組合の発表する「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移」2025年1月~12月)で4位、ミドルサイズSUVとしては首位を獲得した。
GLC初のバッテリEV(電気自動車)となるelectric GLCは、新世代のEV専用プラットフォーム「MB.EA-M」(Mercedes-Benz Electric Architecture Midsize)を採用したプレミアムミドルサイズSUV。エクステリアにはイルミネーテッドパネルやスターモチーフを取り入れたヘッドライトを採用したほか、インテリアではMBUXスーパースクリーンを標準装備し、シームレスで一体感のあるMBUXハイパースクリーンをオプション設定している。
さらに、メルセデス・ベンツが自社開発したMercedes-Benz Operating System(MB.OS)を採用し、最新の第4世代MBUXや、Googleの地図データ・交通情報とメルセデス・ベンツ独自のUI/UXを統合し、新しく開発されたMBUXナビゲーション、複数の生成AIを1つに統合したMBUXバーチャルアシスタントなど、機能面も大幅にアップデートされた。
electric GLCの特徴
パワートレーン
リア・アクスルに自社開発の永久磁石式同期モーター(PSM)を含む電動ドライブユニットを搭載。長距離走行におけるバッテリから車輪へのエネルギー変換効率は93%を誇るという。リア・アクスルには2速トランスミッションが組み込まれ、ダイナミズムと効率性を両立している。
4MATICモデルは、フロントアクスルにも高出力のドライブユニットを搭載。必要に応じてDCU(ディスコネクトユニット)が瞬時に接続・切り離しを行なうことで、駆動性能とエネルギー効率を高次元で両立している。また、前後のドライブユニットには、シリコンカーバイド(SiC)インバーターを備えた高性能パワーエレクトロニクスを採用し、エネルギー効率の向上に貢献している。
これにより、GLC 250 electricは最高出力260kW(354PS)、最大トルク505Nmを、GLC 300 4MATIC electricは最高出力310kW(421PS)、最大トルク800Nmを発生する。
バッテリは、85.5kWhの最新世代のリチウムイオンバッテリを前後アクスル間のフロア中央に搭載。この大容量のリチウムイオンバッテリと高効率な同期モーターによって、GLC 250 electricは642km、GLC 300 4MATIC electricは618kmという一充電航続距離を実現している。
GLC 250 electricとGLC 300 4MATIC electricは、6.0kWまでの交流普通充電と、最大100kWの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応。急速充電器での充電時間は、10%~80%までが45分、10%から30分間充電した場合は約58%まで48%分の充電が可能となる。
また、車外へ電力を供給できる外部給電機能(V2L)にも対応。給電はMBUX設定画面で、バッテリ残容量20%~50%の範囲内で10%単位で設定できる。
エクステリア
エクステリアは、メルセデス・ベンツのミドルサイズSUVの普遍的なプロポーションを踏襲しつつ、徹底的にモダンな解釈を加えた新世代のエクステリアデザインを採用。ステータス性を感じさせる洗練されたデザインと、Cd値0.26という空力性能を高次元で両立している。
EVとなったelectric GLCは、300SELなどに代表される象徴的なデザイン要素であるフロントグリルを再解釈した新しいデザインのフロントグリルを採用するとともに、イルミネーションを備えた先進的な芸術作品へと進化を遂げ、ミニマルなデザイン、クリーンなライン、そして高度なテクノロジーを通じて、ブランドの新たな時代の幕開けや、威信とステータスを表現している。合計942個のポリカーボネート製バックライト付きドットを備えたイルミネーテッドパネルを採用し、ピクセルグラフィックによるアニメーション表示にも対応。中央のスターの輪郭やグリルフレーム部とともに点灯することで、気品に満ちたエレガントな雰囲気を生み出している。
標準装備のLEDハイパフォーマンスヘッドライトとオプションのデジタルライトは、フロントデザインとシームレスに融合しており、特徴的なスターモチーフに加え、デイタイムランニングライト、ウインカーによって構成されるデザインが、昼夜を問わず印象的なフロントマスクを演出している。
サイドデザインでは、GLCの内燃機関モデル比でホイールベースを84mm、全長を120mm(ともに欧州参考値)拡大したことで、より伸びやかでスポーティなプロポーションへと進化。メルセデスのデザイン哲学「Sensual purity(官能的純粋)」による面の抑揚と際立つホイールアーチ、後方に向けて緩やかに上昇するキャラクターライン/ウィンドウラインが流麗な美しさとSUVの力強さを表現している。
また、ルーフレールやサイドシル、ウィンドウラインに用いられたクロームトリムや大開口のSKY CONTROL パノラミックルーフでプレステージ性をさらに強調。ボディと一体化するシームレスドアハンドルも最新のメルセデスならではの洗練されたスタイリングを形成するデザイン要素の1つとなっている。
リアは、ワイドなリアフェンダーとフラッシュサーフェスデザインを採用したリアバンパー、そして革新的な2ピースデザインのLEDリアコンビネーションランプを特徴とし、ヘッドライトと同様に印象的なスターモチーフは昼夜を問わずメルセデス・ベンツならではの個性を演出し、リアエンドに先進的な輝きを付与。ブラックのサイドスポイラーを備えた2ピース構造のルーフスポイラーもリアエンドをよりスポーティな造形に仕立てるとともに、SUVらしい力強いプロポーションを強調している。
アルミホイールは標準仕様の19インチから、有償オプションの最大21インチまで設定され、electric GLCのスポーティなスタイリングをより精悍な印象へと高めている。
ボディカラーは、新設定となるラベンダーシルバー(メタリック)、シアーブルー(メタリック)、ソーダライトブルー(メタリック)の3色を含む全8色から選択可能となる。
インテリア
インテリアは、自宅に帰ってきたかのような安心感とくつろぎをもたらす空間体験「Welcome home」を表現。現代的なエレガンスと洗練されたデジタルテクノロジーが融合した、没入感のある空間体験を生み出している。
シームレスに統合された大型のウッドインテリアトリムは、ダッシュボードとセンターコンソールを視覚的に1つの調和した造形にまとめ上げ、アナログのラグジュアリーを体現。同時にインテリア全体に広がるMBUXスーパースクリーン、またはMBUXハイパースクリーンを際立たせるデザインとなっている。
また、インテリア全体を縁取り、広々とした空間を心地よく照らし出すアンビエントライトがスクリーンのフローティングデザインをより印象的に演出し、未来的な雰囲気を高めているほか、細部に至るまでこだわった高解像度のウェルカムアニメーションもインテリアの雰囲気を引き立てている。背景画像は幅広いバリエーションをそろえているとのこと。
インストルメントパネルを一体化するようにデザインされた大型のセンターコンソールには、ワイヤレスチャージング用の充電トレイを2つ装備。その後方にはハザードランプボタンを含むハードキーを備えた新設計のコントロールストリップが配置されている。
亜鉛メッキ仕上げのエア・アウトレットは、洗練されたハイテクな美学を表現。ドアパネルは不要な要素をそぎ落としたシンプルなデザインとなっており、印象的なメタリック仕上げのドアハンドルやトリムがインテリアを上質に彩っている。
インテリアカラーは標準仕様のブラック(レザーARTICO)に加え、AMGラインパッケージ選択時にはブラック(レザーARTICO/MICROCUT)、レザーエクスクルーシブパッケージ選択時にはブラック(本革)、ビーチブラウン/ブラック(本革)、アイボリーベージュ/ブラック(本革)の3色を設定。インテリアトリムは標準仕様でグレーオープンポアバーチウッドインテリアトリムが、AMGラインパッケージとレザーエクスクルーシブパッケージ選択時にはブラックオープンポアウッドインテリアトリムが組み合わされる。
electric GLCには10.3インチ(26.3cm)のコクピットディスプレイ、14インチ(35.6cm)のセンターディスプレイと14インチ(35.6cm)の助手席用ディスプレイを一体化したMBUXスーパースクリーンを標準装備。
オプション設定される新開発のシームレスな39.1インチ(99.3cm)のMBUXハイパースクリーンは、メルセデス史上最大となるディスプレイユニットとなり、1000個以上のLEDを備えた革新的なマトリックスバックライト技術で8Kの水平解像度と高コントラストを実現している。
また、憩いのひとときを演出するエモーショナルモードを搭載。39.1インチの圧倒的な大画面に、パチパチと燃える本物さながらの焚火が映し出される「キャンプファイヤーモード」、敏捷な魚や悠々と旋回するサメが生き生きと泳ぐ水族館の映像が楽しめる「水族館モード」など、没入型の体験が用意されている。さらに、「キャンプファイヤーモード」選択時は運転席シートヒーターが起動するなど、コンフォート機能とも連動することで総合的な体験を提供する。
標準装備される大型で開放的なSKY CONTROL パノラミックルーフは、ガラス面の透明度を個別に切り替えられる9つのセグメントに分かれており、取り込む光の量を自由に選択できる。断熱ガラスには、赤外線反射コーティングに加えて内側に極薄の低放射率(Low-E)コーティングが施され、夏場は車内温度の上昇を抑え、冬は車内の熱を反射させることで、熱損失を低減する。
さらに、オプションでパノラミックルーフ用イルミネーション機能も設定。夜間は、ガラス面に組み込まれた162個のスターが幻想的なイルミネーションを演出し、メルセデスならではの世界観を表現。64色のカラーから選択できるほか、アンビエントライトのカラーテーマとの連動もできる。
GLCでは初めてとなるフロントトランクを備え、ボンネット内部に容量128Lのスペースを確保。フロントトランクはボンネット先端に備わるタッチセンサー式のスリーポインテッドスターエンブレムに軽く触れるだけで解錠可能となる。
ラゲッジルームは、520~1690Lと大容量で凹凸の少ないフラットなスペースを確保。5名乗車時でも標準的なゴルフバッグ3個を積載できる十分なスペースを備えており、日常使いからロングドライブまで幅広いシーンに対応し、利便性を向上させている。















