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ステランティスの8つのブランドが富士スピードウェイに集結! ブランドの垣根を越えた伊、仏、米の個性が一堂に会する「STELLANTIS ALL BRANDS DAY -JAPAN 2026-」初開催
2026年11月5日 14:12
- 2026年11月3日 開催
Stellantisジャパン初のオールブランドデイ
11月3日、静岡県の富士スピードウェイを舞台に、Stellantisジャパン初となる全8ブランド合同イベント「STELLANTIS ALL BRANDS DAY -JAPAN 2026-」が開催された。
アバルト、アルファ ロメオ、ジープ、シトロエン、DS オートモビル、フィアット、フィアット プロフェッショナル、プジョーという、イタリア、フランス、アメリカにルーツを持つユニークな8ブランドが一堂に会するこれまでにないスケールのイベントだ。
異なる文化や歴史を持つブランドのオーナーやファン、家族や友人、ブランドをこれから知りたい、購入を検討中など、さまざまな人たちが集まり、クルマを通じた交流を楽しむというステランティスでしかできない試みであり、約1600台もの参加枠が用意された。そんな今回のイベントの最大の特徴は、単なる新型車の展示会でも、特定ブランドのオーナーズミーティングでもないことだ。
ブランドは違えど、共通点はみんなクルマ好き
あいにくの曇り空のもとステージに登壇したStellantisジャパンの成田仁社長は「たくさんお集まりいただきありがとうございます。今日はStellantisジャパンの8ブランドが初めて集まる1日。それはワクワクするおもちゃが詰まった“おもちゃ箱”であり、箱を開けるたびに異なる個性と楽しさが飛び出すクルマたちの集まりです。それを思いっきり楽しんでいただきたいと思っています」とあいさつした。
ステランティスといえば、世界各国の自動車ブランドを傘下に持つ巨大な自動車グループ。しかし、それぞれのブランドには独自の歴史や哲学があり、デザインから走りの味付けまで、驚くほど異なる個性が息づいている。
例えば、イタリア勢ではコンパクトなボディに遊び心を詰め込んだフィアット、刺激的な走りを追求するアバルト、スポーティで情熱的なアルファロメオ、一方のフランス勢には、独創的な快適性を追求するシトロエン、洗練されたプレミアム感を表現するDS オートモビル、そしてデザインと走りのバランスを磨き続けるプジョーがある。また、アメリカ生まれのジープはオフロードへの冒険心と自由を象徴する存在。商用車ブランドのフィアット プロフェッショナルも加わり、実に幅広いクルマの世界がそこに広がっている。
普段はそれぞれ独立したイベントで顔を合わせることが多いオーナーたちだが、今回は同じ会場に集まり、自分の愛車とはまったく違うジャンルのクルマに触れられるのもこのイベントならではの面白さ。同じグループに属しながら、これほどまでにキャラクターが異なるという、ステランティスの多様性をあらためて実感できる機会となった。
見て、触れて、走って楽しむ盛りだくさんのプログラム
会場の中心となったのは、各ブランドの魅力を紹介するブランドステージだ。オープニングセレモニーに続き、プジョー、シトロエン&DS オートモビル、ジープ、フィアット&アバルト、アルファ ロメオと、それぞれのブランドによるプログラムが用意された。各ブランドが持つ世界観を1つの会場で楽しめるのは、今回の合同イベントならでは。さらに、純正アクセサリーなどを紹介するアフターセールスワークショップも企画され、クルマを購入した後の楽しみ方にも目を向けた内容となっていた。
車両展示エリアも見どころの1つ。各ブランドのモデルをまとめて見ることができるため、デザインの違いや室内空間の作り込み、ブランドごとの考え方を比較できるのが興味深い。ルーフテント付きの巨大なジープをしげしげと眺めていた3人組に話を聞くと、みなさん「チンクエチェント」のオーナーで、「いつもは小さなクルマしか乗っていないので、こうしたイベントで普段目にしないクルマを見られるのは本当に楽しいです」と話していた。
V8 6.4リッター HEMIエンジンを搭載したジープ「ラングラー モアブ 392」やディーゼル搭載のプジョー「308 GT BlueHDi」、さらに当日までシークレットとされていたV8 5.7リッター HEMIエンジン搭載のフルサイズピックアップトラック「RAM 1500 リミテッド」など最新ラインアップの発表も行なわれたほか、先日デビューしたばかりのフィアット「グランデパンダ」をはじめとする試乗会もプログラムに組み込まれ、展示車両を眺めるだけでは分からない、ステアリングを握ったときの感覚や乗り心地といった部分まで体験できる構成だ。
同じ自動車グループの製品でありながら、それぞれに異なる乗り味や使い勝手を追求しており、その違いを実際に体感することこそ、複数ブランドを擁するステランティスのイベントならではの醍醐味といえるだろう。
家族連れも楽しめる、クルマのお祭り
今回のイベントは、熱心なオーナーだけを対象にしたものではない。会場には8ブランドを巡るスタンプラリーをはじめ、子ども向けのアトラクションやオーナー交流エリアなど、多彩なコンテンツが用意された。
また、会場内にはフードやドリンクを楽しめるケータリングエリアが設けられ、各ブランドのオフィシャルグッズやイベント関連アイテムの販売も。じゃんけん大会では各ブランドのグッズなど豪華景品が勝者に贈られた。
クルマを眺め、食事を楽しみ、家族や仲間と過ごす。こうした過ごし方ができるのも、今回のイベントの魅力。愛車について語り合うオーナー同士の交流はもちろん、まだステランティスのクルマに乗ったことがない人にとっても、ブランドとの距離を縮める絶好の機会になったはずだ。
富士スピードウェイの本コースを走るスペシャルメニューも
そして、イベントのハイライトとして用意されたのが、富士スピードウェイのレーシングコースを舞台にしたパレードランだ。約300台を募集する事前申込制のプログラムで、参加者は愛車とともに日本を代表する国際サーキットの本コースを走ることができた。
普段、公道を走っている愛車でサーキットに入るというだけでも、オーナーにとってはまさに特別な体験。まして、さまざまなブランドのクルマが集うイベントの締めくくりともなれば、その意味合いはさらに大きくなる。速さを競うのではなく、愛車とともにサーキットという非日常の空間を楽しむ。そんなパレードランは、今回のイベントを象徴するプログラムの1つといえるだろう。
ブランドの垣根を越えた特別な1日で、新しいクルマ文化を醸成
近年、自動車を取り巻く環境は大きく変化している。パワートレーンの多様化やライフスタイルの変化が進むなかでも、デザインに惹かれ、走りを楽しみ、愛車と過ごす時間を大切にする気持ちは変わらない。今回のイベントは、そんなクルマ好きの原点をあらためて感じさせるものだった。
「オーナーには、さらなる愛着を。クルマを愛する人には、新たな出会いを。」
開催案内に掲げられたこのメッセージこそ、オールブランドデイが目指す姿を端的に表わしている。8つのブランドが持つ個性を尊重しながら、1つの大きなコミュニティとしてつながっていく。富士スピードウェイを舞台にした今回の試みは、ステランティスの新たなファンイベント文化の第一歩として、今後の展開にも期待を抱かせるものとなった。

























