フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、コンパクトカー「フィアット500」のオープントップモデル「フィアット500C」を9月26日に発売する。価格は、直列4気筒 SOHC 1.2リッターエンジン搭載の「1.2 8V ポップ」が239万円、直列4気筒 DOHC 1.4リッターエンジンを搭載した「1.4 16V ラウンジ」が289万円、50台限定の特別仕様車「1.4 16V ラウンジSS」が299万円で、7月4日より正規ディーラー、および「FIAT CAFFE」にて予約受付を開始する。

　フィアット500Cは、フィアット500をベースに歴代のモデルと同様にピラーを残し、ルーフ前端からリアウインドーまでをソフトトップとしたモデル。ルーフは電動で開閉し、素材や構造によって耐候性や経年劣化に強いとしている。また、ハイマウントストップランプと熱線式デフロスター付きリアガラスを装備し、ルーフクローズ時の後方視認性や、ルーフオープン時の安全性を高めている。

　ボディーサイズは、3545×1625×1505mm（全長×全幅×全高）とベース車と同様。車体重量はオープントップモデルながら増加を最小限に抑えており、1.2 8V ポップでは40kg増の1020kg、1.4 16V ラウンジでは10kg増の1060kgとなっている。

　このほか、スペックや装備内容はクローズトップモデルの同名グレードに準じており、1.2 8V ポップは35km/h以下の時に電動パワーステアリングのアシスト量を増やす「CITYモードスイッチ」を、1.4 16V ラウンジと1.4 16V ラウンジSSはエンジンやトランスミッションをスポーツ走行用に設定する「スポーツスイッチ」を装備する。

　また、1.4 16V ラウンジはボディーカラーにベース車では設定されていない三層仕上げパールペイントを標準としているほか、新色の「ラガマフィン」「レッド」を追加。1.4 16V ラウンジSSでは、専用デザインレザーシート、クローム仕上げのヒーテッド電動ドアミラー、ボディー同色サイドモールを追加装備する。

　全車トランスミッションはATモード付きの5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」を搭載し、右ハンドル仕様となる。

エクステリア（イタリア本国仕様）
インテリア（イタリア本国仕様）