アウディ、創立100周年記念イベント 世界最大のQRコード製作 |
会場は幕張メッセ イベントホール。パネルを持つスタッフは黒のTシャツで統一 |
アウディ ジャパンは、アウディ本社(ドイツ・インゴルシュタット)の創設100周年を記念し、アウディのスタッフによる世界最大のQRコード製作のイベントを行った。
アウディは1909年にアウグスト・ホルヒによって創立され、今年の7月16日に創立100周年を迎える。今回のイベントはアウディのスローガンである「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」の「Vorsprung(先進)」の表現や、スタッフの熱意・共有をテーマに行なわれた。
会場は幕張メッセのイベントホール。アウディ ジャパン、アウディ ジャパン販売のスタッフが130名以上集合し、午前中から練習をくり返した。1人が1.2m四方のパネルを掲げ、縦横12.6mという巨大なQRコードを制作するというもの。撮影スタッフはホールの天井近く、高さ25mもの位置にあるキャットウォークと呼ばれる場所に陣取っている。この模様はビデオで録画され、アウディのサイトで公開されるPRビデオなどに使用されるという。
パネルを持って並ぶだけなのだから簡単に思われるだろう。しかし、なにしろQRコードなので、歪みやずれは極力少なくしなければならない。午後の本番になってもなかなかきれいにそろわない。キャットウォークからは、全体の位置が悪いとか、歪んだ部分の指摘が繰り返される。そうこうしているうちに腕の疲れでパネルがずれてくる部分も。時間は刻々と過ぎ、QRコードが完成したのは、午後のリハーサル開始から2時間以上経過した頃だった。そしてパネルを掲げたまま順に散らばっていく様子も撮影された。実際のビデオでは逆に回し、集合する映像になるのだという。
ちなみにこのQRコードの中身は「http://audi.jp/qr」という、100周年記念のモバイルサイトのURLになっている。
そして特別ゲストとしてパンツェッタ・ジローラモ氏が登場。昨日発表されたばかりのアウディA5カブリオレで乗りつけ、QRコードを製作した大勢のスタッフと一緒に100周年を喜ぶシーンが撮影された。
最後は人文字の撮影。A5カブリオレと黒いパネルを手にした人による巨大な「100 Years of Audi」の文字がホールに浮かび上がった。
商品企画部の青木徹部長によると「アウディジャパンは意外に小人数なんです。だからチーム意識がとても強い。今回もみんなで一緒に何かを作り上げようということで、このQRコードや人文字の製作を行うことになりました」とのこと。
アウディ ジャパンは今回のイベントを皮切りに、創立100周年を記念した車両展示や特集番組、広告展開などを予定している。また、ドイツのアウディ本社では、100周年を迎える7月16日に記念式典が開催され、ドイツのアンジェラ・メルケル首相をはじめ、多くのVIPが招待されるという。また世界中で50以上のイベントが計画されている。
(西尾 淳(WINDY Co.))
2009年 7月 15日