トヨタ、「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」を一部改良し燃費を向上 特別仕様車や既存グレードの機能面を強化

カローラフィールダーに新たに設定された特別仕様車「X“202(ニーマルニ)”」

2009年10月5日発売
カローラアクシオ：139万5000円～215万4000円
カローラフィールダー：159万5000円～222万円

　トヨタ自動車は、「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」の一部改良を行うとともに、特別仕様車を設定し、10月5日に発売した。価格はカローラアクシオが139万5000円～215万4000円、カローラフィールダーが159万5000円～222万円。

　一部改良では、1.5リッターモデルのエンジン、トランスミッション、オルタネーターなどの制御の見直しが行われ、10・15モード燃費をカローラアクシオで0.4km/L、カローラフィールダーで0.6km/L、従来より向上させ、18.6km/Lとした。これにより「平成22年度燃費基準＋15％」を達成している。

　「環境対応車普及促進税制（エコカー減税）」による減税措置では、自動車取得税と自動車重量税が50％減税される。なお、この内容は福祉車両のウェルキャブでもベース車と同様の改良が施されている。

　今回、両モデルに新たに設定された「Ｘ“HID Limited”」は、装備の充実が図られた。「X」をベースに、エクステリアでプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ（ロービーム・オートレベリング機能付き）が追加されたほか、インテリアでは花粉除去モード付きオートエアコン＆プッシュ式ヒーターコントロールパネル、コンライト（オートライト機能）などを追加。さらにカローラフィールダーにはLEDスリットビームストップランプ付きリアスポイラーや、UVカット機能付きプライバシーガラスをリアドア、リアクォーター、バックドアに採用し、利便性を高めた。

　カローラアクシオには特別色のダークグレーマイカを、カローラフィールダーには特別色のホワイトパールクリスタルシャインを用意し、それぞれ全5色を設定する。

　カローラフィールダーには、所有する喜びを提供するプロジェクト・デコクレ（DECORATEUR-CREATEUR：デコラトゥール・クレアトゥール）第3弾の特別仕様車「X“202(ニーマルニ)”」も設定された。「X(CVT搭載モデル)」をベースに黒を基調としたデザインとし、「Ｘ“AEROTOURER”」に採用されている装備に加えてエクステリアでは専用フロントグリル、メッキアウトサイドドアハンドル、ハイグロス調アルミホイールを装備。

　インテリアでは、シート表皮、ドアトリム、コンソールボックスにシンセティックレザーを採用したほか、ピアノブラック塗装のセンタークラスター、パワーウインドースイッチベース、インサイドドアハンドルを特別装備した。さらにシートベルトのカラーをホワイトとし、シートにはホワイトパイピングを採用。フロアマット、ステアリングホイール、シフトノブにはホワイトのステッチがあしらわれる。

　このほか、カローラアクシオ「G」にサイドターンランプ付きドアミラーや、木目調のセンタークラスター、パワーウインドースイッチベースを装備。本革巻き＆木目調の4本スポークステアリングおよびシフトノブを採用、豪華装備とした。

　また、カローラフィールダーの「X“G EDITION”」にはサイドターンランプ付きドアミラーを追加したほか、「X“AEROTOURER”」には花粉除去モード付きオートエアコン＆プッシュ式ヒーターコントロールパネル、花粉除去タイプのクリーンエアフィルターといった快適装備を追加している。

カローラアクシオ「G」（ダークブルーマイカ、4WD）	カローラフィールダー「X“AEROTOURER”」(シルバーメタリック、オプション装着車）

■カローラアクシオ

■カローラフィールダー