国交省、HV/EV車の音についてパブリックコメント募集 |
国土交通省は「ハイブリッド車等の静音性に関する対策」へのパブリックコメント募集を開始した。期限は12月4日まで。
今後の普及拡大が見込まれているハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、従来の自動車のような内燃機関の音がしないため、その接近に歩行者が気がつかないことがある。同省は7月に対策検討委員会を設けてこの問題を検討してきたが、このほどHV/EVに人工音を発生させる方向で対策案をとりまとめた。
この案への意見をパブリックコメントとして広く募集する。意見の提出方法は次のとおり。いずれも住所、氏名、職業(会社名叉は所属団体名)、電話番号を明記する必要がある。また意見提出様式はWordファイルとしてニュースリリースのページからダウンロードできる。
- Fax
Fax番号:03-5253-1640
国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課あて
意見提出様式を使用のこと - 郵送
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課あて
意見提出様式を使用のこと - 電子メール
アドレス:g_TPB_GAB_GKK_KGY@mlit.go.jp
国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課 あて
テキスト形式で送付すること
対策案の要旨は次のとおりだが、詳細はニュースリリースのページにある「ハイブリッド車等の静音性に関する対策について」(案)のPDFを参照されたい。
- EV走行が可能なハイブリッド車及び電気自動車等を対象とする
- 発進時から車速20km/hまでの速度域及び後退時とする
- 自動車の走行状態を想起させる音とする
- 自動車の速度に応じ自動で発音するシステムとし、標準状態をシステムONとするが、一時発音停止スイッチの装備を可とする。ただし、発音停止状態のままにならないような方法を設定する
- 一般エンジン車と同程度となるような音量とする
- 新車に義務付けをする。また、規制値の設定等義務付けの準備が整うまでの間であっても、一定の要件を満たす装置を任意装備できるようにし、早期普及を図る
- 使用過程車については、一定の要件を満たす後付け装置の開発を促進し、早期に普及が図れる方策を検討する
(編集部:田中真一郎)
2009年 11月 6日