シャープとパイオニア、携帯電話とカーナビを連携する「フォトリモ@ナビVer.1.0」
技術仕様を公開

2009年11月11日共同発表



 シャープとパイオニアは11月11日、携帯電話とカーナビ間を連携する規格「フォトリモ@ナビVer.1.0」の技術仕様を公開した。

 フォトリモ@ナビは、「フォト(画像)でリモートコントロール(制御)」を意味し、JPEG形式の画像データに制御情報を付加してデジタル機器を操作するというもので、2007年にシャープが開発し、シャープの携帯電話やパイオニアのカーナビではすでに採用されている。

 具体的には、目的地設定などの情報が埋め込まれた地点情報付きの画像を、Webサイトから携帯電話にダウンロードし、携帯電話からBluetooth機能を使ってカーナビに自動転送することで、簡単に目的地設定ができるというもの。

 目的地設定が完了すると、カーナビ側から接続した携帯電話に到着予想時刻が送信されるほか、事前に設定した宛先にも到着予想時刻をメールで自動送信する。不在着信や未読メールを、カーナビ側で表示するといった連携も行えると言う。

 両社は今後、フォトリモ@ナビ対応の端末やサービスの本格普及に向けて活動を行っていくとしている。

(編集部:小林 隆)
2009年 11月 11日