オリコン、“エコカー”意識調査を実施
今後期待しているエコカーのトップは電気自動車

2009年12月2日発表



 オリコンは、ハイブリッド車に代表される「エコカー」に関する意識調査を行い、その結果を12月2日に発表した。

 この調査はインターネットを使って、10月29日~11月2日まで行われ、調査対象者は636名(エコカー[エコカー減税適合車]所有者219名、エコカー非所有者417名)。エコカー購入理由や、“エコ”意識の高そうな自動車メーカー、今後期待しているエコカーなどについての質問事項が設けられた。

 調査によると、エコカー(エコカー減税適合車)所有者が「エコカーを購入した理由」のトップは、複数回答で「燃費がよく経済的だから」(60.7%)。以下、「エコカー補助金が利用できたから」(56.6%)、「エコカー優遇税制が受けられたから」(53.0%)と続く。

 一方、エコカー非所有者が「エコカーを購入したい理由」のトップとして挙げたのは、複数回答で「燃費がよく経済的だから」(64.1%)。以下、「環境にやさしいから」(59.3%)、「エコカー補助金が利用できるから」(52.4%)、「エコカー優遇税制が受けられるから」(50.3%)と続く。

エコカーを購入した理由(エコカー所有者)エコカーを購入したい理由(エコカー非所有者)

 また、「『エコ意識が高い』と感じる自動車メーカー」という設問に対しては、エコカー所有者/非所有者とも、上位からトヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車と続く。とくにトヨタとホンダは複数回答でいずれも50%以上の回答割合を得ており、プリウスやインサイトなどハイブリッド車の販売実績が大きく影響していると言う。

「エコ意識」が高いと感じる自動車メーカー(エコカー所有者)「エコ意識」が高いと感じる自動車メーカー(エコカー非所有者)

 最後の「今後期待しているエコカー」という設問では、エコカー所有者/非所有者とも電気自動車とハイブリッド車が25%以上と、水素エンジン自動車、燃料電池車、クリーンディーゼル車などの車種を大きく引き離している。とくに電気自動車は、ハイブリッド車を抑えてトップとなり、その期待が大きいことが分かる結果となっている。

今後期待しているエコカー

(編集部:谷川 潔)
2009年 12月 2日