アルファロメオ、新型「ジュリエッタ」をジュネーブショーで公開

新型ジュリエッタ

2009年12月2日発表(現地時間)



 伊アルファロメオは12月2日(現地時間)、新型「ジュリエッタ」を2010年3月4日から開催されるジュネーブ・モーターショーで世界初公開する。販売開始は2010年春を予定し、主要な各国のマーケットへ向けて投入されることになる。ジュリエッタはアルファロメオの代表的な車種として知られているが、現在は販売されておらず、2010年がアルファロメオ創立100周年となることから、伝統の車名を復活させる。

 新型ジュリエッタのボディーサイズは、4350×1460×1800mm(全長×全高×全幅)。ホイールベースは2630mm。ボディーはアルミニウムと高張力鋼で構成された軽量かつ高剛性なものとなっている。

 組み合わされるエンジンは、当初ガソリンエンジンの1.4TB(最高出力120HP)、1.4TB MultiAir(170HP)と、ディーゼルエンジンの1.6 JTDM(105HP)と2.0 JTDM(170HP)の4つのターボエンジンを用意。後に、235HPの出力を持つ1750 TBiがラインアップする。

 エクステリアや各種装備は現代のアルファロメオ車らしいもので、盾状のグリルでエアインテークを2つに分けた「8C」や「ミト」に通じるデザイン。フロントランプにはLEDのDRL(昼間点灯ライト)を組み込み安全性を高めたほか、リアクラスターもLEDで構成される。

 そのほか、ダイナミック(D)/ノーマル(N)/オールウェザー(A)の3つのモードを持つ「アルファ ロメオD.N.A.システム」を備え、車両の挙動やステアリングのトルク、Q2電子制御デフギアを状況にあわせて変更できるなどのシステムを備えている。

(編集部:谷川 潔)
2009年 12月 2日