GM、「CTSスポーツワゴン」を日本導入 2010年モデルのCTS、CTS-V、STSも発表 |
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン(GMAPJ)は12月11日、「キャデラックCTSスポーツワゴン」を日本に導入するとともに、2010年モデルのキャデラック「CTS」「CTS-V」「STS」を2010年2月に発売すると発表した。価格はCTSスポーツワゴンが515万円~666万円、CTSが490万円~639万円、CTS-Vが870万円、955万円、STSが685万円。
■CTSスポーツワゴン
キャデラックブランドで初のワゴンとなるCTSスポーツワゴンのボディーサイズは4870×1850×1470mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2880mm。これはセダンボディーのCTSと同サイズのもので、高さ調整メモリー機能付パワー・リフトゲートを標準装備するなど、ワゴンの使い勝手のよさをプラスした仕上がりになっている。
高さ調整メモリー機能付パワー・リフトゲートを標準装備 |
グレード構成は、最高出力201kW(273PS)/7000rpm、最大トルク302Nm(30.8kgm)/5700rpmの新型直噴3.0リッター V型6気筒エンジンを搭載する3.0 スタンダード、3.0 ラグジュアリー、3.0 プレミアムと、最高出力229kW(311PS)/6400rpm、最大トルク374Nm(38.1kgm)/5200rpmの直噴3.6リッター V型6気筒エンジンを搭載する3.6 プレミアム。いずれもトランスミッションに6速ATを組み合わせ、後輪を駆動する。
3.0 スタンダードは18インチアルミホイールやスポーツサスペンションなどを標準装備し、3.0 ラグジュアリーはこれにHDDナビゲーションとBOSE 5.1chキャビンサラウンドシステムを加えたモデル。3.0 プレミアムにはさらにベンチレーション・シート、パワーチルト&テレスコピック機能、パッシブエントリー、キーレスイグニッション、リモートスタート、アンビエント・ライティング機能などを追加する。3.6 プレミアムは19インチポリッシュアルミホイールなどを標準装備する。
また、安全装備面では全グレードに各車輪のブレーキを個別に制御してヨーモーメントをコントロールする「スタビリトラック」、走行速度やステアリング角度に応じて、ヘッドランプの照射範囲をコーナー内側にシフトする「アダプティブ フォワード ライティング」、空気圧が一定以下に減少した際に警告を発する「タイヤ空気圧モニター」などを標準装備。
3.0 スタンダードは右ハンドルのみの設定となるが、それ以外は右/左ハンドルから選択できる。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
3.0 Standard | V型6気筒3.0リッター | 6速AT | 2WD(FR) | 515万円 |
3.0 Luxury | 544万円 | |||
3.0 Premium | 575万4000円 | |||
3.6 Premium | V型6気筒3.6リッター | 666万円 |
■セダンボディーのCTS、CTS-V、STS
CTSは先代の2.8リッター V型6気筒エンジンに代わり、スポーツワゴンと同様に新型直噴3.0リッター V型6気筒エンジンを搭載。3.0スタンダード(490万円)、3.0ラグジュアリー(519万円)、3.0プレミアム(548万4000円)、3.6プレミアム(639万円)の計4モデルをラインアップする。
ハイパフォーマンスシリーズのCTS-Vは、最高出力415kW(564PS)/6100rpm、最大トルク747Nm(76.1kgm)/3800rpmの6.2リッター V型8気筒スーパーチャージャー付エンジンを搭載。装備を簡素化したCTS-V(870万円)と、CTS-Vプレミアム(955万円)の2モデルを設定。
ひと回り大きなSTSは上質な乗り心地と優れた静粛性を特徴とし、3.6リッター V型6気筒エンジンを搭載。左ハンドルモデルのみの導入で、2010年2月から発売する。685万円。
CTS | |
CTS-V | |
STS |
(編集部:小林 隆)
2009年 12月 11日