豊田自動織機、プリウス プラグインハイブリッド用の車載充電器 電灯線が高圧な国にも対応し、世界中で利用可能 |
豊田自動織機は12月17日、市販化を発表したトヨタの「プリウス プラグインハイブリッド(PHV)」向けに、同社が新規開発した車載充電器を搭載したと発表した。
PHVはこれまでのハイブリッド車と異なり、バッテリーへの充電は家庭用電源コンセントなど、別途電源からも行う。そのため、家庭用電源などからPHV用高電圧バッテリーの充電に必要な電力に変換する装置が必要になる。
今回開発された車載充電器のサイズは470×205×95mm、重量は約6.6kgと、小型で軽量なもの。使用するトランスや電子部品は、コンピュータによるシミュレーションを用いて設計を最適化していると言う。対応する定格入力電圧は100~240Vで、日本国内を始め電灯線が高圧な国にも対応し、世界中(日・米・欧)で使用できるとしている。
豊田自動織機は、トヨタの電気自動車用充電器を手がけており、初代RAV4ベースの電気自動車「RAV4 EV」や、アミューズメント施設メガウェブ(東京都江東区青海)で体験試乗できる「e-com」などの充電器を開発している。
(正田拓也)
2009年 12月 18日