ダッジ・JC

　クライスラー日本は2月3日、同社が輸入販売する「クライスラー・グランドボイジャー」と「ダッジ・JC」がエコカー補助金（環境対応車普及促進対策費補助金）の対象車になったと発表した。

　これは、経済産業省と国土交通省が1月19日に、日本への年間輸入台数が少ない自動車に適用している認証制度「PHP制度（Preferential Handling Procedure：輸入自動車特別取扱制度）」でも、エコカー補助金の対象になるよう基準を見直したため。PHP制度では、簡素化のため、日本の形式指定制度による公式燃費値等を測定していないが、この見直しにより、生産国での公式燃費値が代替の燃費値として認められている。

　クライスラー日本は、米国又は欧州での試験モードは、「10・15 モード」に比べ高速域での走行が多いため燃費値が向上し、この2モデルが13年超えの廃車を伴う場合に補助金の対象車になったとしている。これにより同社が扱うクルマでは、2月1日発売の2010年モデル「ジープ・パトリオット」（平成22年度燃費基準を達成した型式指定車）を含む、計3車種が対象モデルとなる。