ポルシェ、「パナメーラ」エントリーモデルを北京ショーで公開 V6エンジン搭載。日本では3月2日予約開始 |
ポルシェ ジャパンは、5ドアクーペ「パナメーラ」シリーズのエントリーモデル「パナメーラ」「パナメーラ 4」の予約受付を、3月2日に開始する。なおこれらのモデルは4月に中国で開催される北京モーターショーで初公開される。
パナメーラは2009年4月に世界初公開された、ポルシェ初の5ドアモデル。これまでは4.8リッター V型8気筒エンジンと、そのツインターボ版を搭載したモデルのみ用意されていた。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
パナメーラ 4 | 3.6リッター | 7速PDK | 4WD | 右 | 1167万円 |
パナメーラ | 2WD(FR) | 1096万円 | |||
パナメーラ | 6速MT | 1021万円 |
■既発売のモデル
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | ステアリング位置 | 価格 |
パナメーラ ターボ | 4.8リッター | 7速PDK | 4WD | 左/右 | 2061万円 |
パナメーラ 4S | 4.8リッター | 1436万円 | |||
パナメーラ S | 2WD(FR) | 1374万円 |
追加モデルの「パナメーラ」「パナメーラ 4」は、いずれもバンク角90度の3.6リッター V型6気筒エンジンを搭載。最高出力は220kW(300PS)/6200rpm、最大トルクは400Nm/4250rpm。パナメーラは2WD(FR)、パナメーラ 4は電子制御式多板クラッチによる4WDシステムを備える。
アクスル、ハッチ、フェンダー、ラゲッジコンパートメントにアルミやマグネシウムを使用して重量を軽減し、全モデルにアイドリングストップシステムを備えることで、100km走行時の燃料消費量はPDKモデルで10Lを切る。オプションの19インチ低転がり抵抗オールシーズンタイヤを装着すると、さらに0.2L改善されるとしている。
両モデルともトランスミッションは7速のデュアルクラッチAT「PDK」を採用するが、パナメーラには6速MTモデルも用意される。
各モデルの主要諸元は次の通り。
パナメーラ 4 | パナメーラ | ||
エンジン | 3.6リッター V型6気筒 | ||
最高出力[kw(PS)/rpm] | 220(300)/6200 | ||
最大トルク[Nm/rpm] | 400/4250 | ||
変速機 | 7速PDK | 6速MT | |
駆動方式 | 4WD | 2WD(FR) | |
重量[kg] | 1895 | 1835 | 1805 |
最高速度[km/h] | 257 | 259 | 261 |
0-100km/h加速[秒] | 6.1 | 6.3 | 6.8 |
0-100km/h加速[秒] | 5.9 | 6.1 | 6.8 |
80-120km/h加速[秒] | 4.4秒 | 4.3秒 | 8.4秒 |
100kmあたり燃料消費量 | 9.6 | 9.3 | 11.3 |
電子制御ダンパーを備えるサスペンションが標準で装備されるが、オプションでアダプティブ・エアサスペンションが用意される。
(編集部:田中真一郎)
2010年 2月 16日