アウディ、R8のオープントップモデル「R8 Spyder」の予約受注を開始 発売は11月を予定 |
アウディ ジャパンは、ミッドシップ2シーターの「Audi R8」に、最上位オープントップモデル「R8 Spyder(スパイダー)」を設定し、2月23日より予約注文の受け付けを開始た。発売(登録・配車)は11月の予定。価格は2250万円。
R8は、ルマン24時間耐久レースで5勝を挙げるなど、世界中の耐久レースの実に62戦を勝利で飾ったAudi R8レーシングカーの遺伝子を持つスポーツカー。R8スパイダーは、そのR8ラインアップのトップグレードとなるオープントップモデル。ソフトトップには、耐候性と断熱性に優れたキャンバス素材を採用。ソフトトップカバーには、炭素繊維強化プラスチックを用いるなど、エクステリアデザインと実用性を備えつつ、オープン化による重量増加を抑えている。
R8スパイダー(写真は本国仕様) |
エンジンはドライサンプ潤滑方式採用のV型10気筒5.2リッター高回転型FSIガソリン直噴エンジンをミッドシップに搭載。最高出力386kW(525ps)/8000rpm、最大トルク530Nm/6500rpmを発揮し、0-100km/h加速4.1秒、最高速度313km/hの性能を誇る。
トランスミッションはシングルクラッチATの6速Rトロニックを採用。パドルシフトとローンチコントロール機能を備える。駆動方式は4WD。
ボディーは「アウディ スペースフレーム(ASF)」採用のオールアルミボディーで、オープンモデルとして、Aピラーの強度向上やポップアップ式ロールオーバーバーを装備する。サスペンションはオールアルミ製の4輪ダブルウィッシュボーンで、ダンピング特性を連続的に変化させ、ロールやピッチなどの挙動を抑制する「アウディマグネティックライド」をオプション設定する。ブレーキもセラミックブレーキをオプション設定。ホイールは専用10スポークYデザイン19インチアルミホイールを装備する。
エクステリアでは、ヘッドライトにLEDを採用。ボディーカラーは新色2色を含む全11色を用意する。ソフトトップは軽量コンパクトで、クローズ時も優雅なルーフラインを実現。開閉時間は19秒で、車速が50km/h以下であれば、走行中も開閉が可能だ。インテリアでは、直射日光による表面温度向上を抑える、赤外線反射コーティングを施したファインナッパレザーの本革スポーツシートを採用している。また、ステアリングは左右両方を用意する。
LEDヘッドライト | 専用10スポークYデザイン19インチアルミホイール。ブレーキはオプションのセラミックブレーキ | カーボンファイバー製エンジンカバーは両側にエアベントの付いた専用デザイン |
R8スパイダーのインテリア |
(瀬戸 学)
2010年 2月 23日