国内自動車メーカー4社と東京電力、「CHAdeMO協議会」を設立 急速充電器の設置個所拡大と充電方式の標準化を目的に |
CHAdeMOのロゴマーク。Chargeを意味する回路記号の電池マークと、Moveを意味する動きのある曲線を組み合わせ、明るい未来と幸福感を創造させるスマイルマークを表現。カラーリングに用いられたグリーンは「緑茶」の色だと言う |
2010年3月15日発表
トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業、富士重工業および東京電力の5社は3月15日、電気自動車に使用する急速充電器の設置個所拡大と、充電方式の標準化を目的とした「CHAdeMO(チャデモ)協議会」を設立した。協議会会長は東京電力 取締役会長の勝俣恒久氏。
CHAdeMO協議会は上記5社を幹事会員とし、充電機器メーカー、充電サービス提供企業、これを支援する企業や行政など、国内外含めた158社・団体で構成される。急速充電器の技術改良や、充電方式の標準化活動に加え、国内で培った急速充電器整備に関する知見を海外にも提供し、運輸部門のCO2排出量削減に貢献する電気自動車(プラグインハイブリッド車を含む)の普及に取り組んでいくと言う。
協議会は、急速充電器設置や保守技術に関する会員間の情報共有を担う「整備部会」、CHAdeMOプロトコル準拠の急速充電器型式認証、標準仕様書の改訂などを行う「技術部会」、協議会の運営に関する重要事項および業務執行に関する事項を決定する「幹事会」で構成され、年に1回、総会も行う。
CHAdeMOは協議会が標準化を進める急速充電器の商標名で、「Charge de Move」の略語。「動く、進むためのチャージ」「de(電気)」のほか、「クルマの充電中にお茶でもどうですか」の3つの意味を含むとしている。
(編集部:小林 隆)
2010年 3月 15日