セーフティ・テクノロジー「アドバンストラック」を専用設定するほか、エンジンルームにフロントタワーバーを装着し、ボディー剛性も高める

　フォード・ジャパン・リミテッドは、「マスタング V8 GT Performance Package」をマスタング誕生46年目にあたる4月17日に発売する。限定25台で、価格は500万円。ステアリング位置は左のみ。

　V8 GTクーペプレミアムをベースに、トランスミッションにベースモデルには用意されない5速MTを採用。ファイナルギア（最終減速比）をベースモデルの3.31から専用ギアレシオの3.73とし、加速性能をさらに向上させている。

　それに伴い、フロントブレーキキャリパーとブレーキパッドを専用品としたほか、トラクションコントロール、ABS、ESC（横滑り防止装置）を統合制御し、ステアリング角度、横揺れなどの情報から車両の安定性を監視するセーフティ・テクノロジー「アドバンストラック」も専用設定された。さらにフロントタワーバーを装備し、ボディー剛性を高める。

　エクステリアは専用デザインの19インチアルミホイール（タイヤサイズ：245/45 R19）を装着。ボディーカラーはブラックとキャンディレッドの2色を用意する。

　インテリアは、本革巻きステアリング、トリム、本革シート（ホワイトストライプ付）カラーをレッドで統一したほか、専用アルミシフトレバーを装備する。

　エンジンはベースモデルで用意するV型8気筒SOHC 4.6リッターを採用し、最高出力は235kW（319PS）/6000rpm、最大トルクは441Nm（44.9kgm）/4250rpm。ボディーサイズも4785×1880×1415mm（全長×全幅×全高）と従来と同様だが、車両重量は1630kgとわずかに10kg重くなる。

トランスミッションは専用ギアレシオの5速MTを採用。シフトレバーは専用のアルミ製のもの	本革巻きステアリング、トリム、本革シートをレッドカラーで統一	V型8気筒SOHC 4.6リッターエンジンを搭載