フォーミュラ・ニッポン第1戦鈴鹿リポート【イベント編】
フォーミュラ・ニッポンマシンの解体ショーも開催

「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の記者会見にはSKE48のメンバーも参加

2010年4月17日、18日開催



 鈴鹿サーキットで4月17日、18日に開催された「SUZUKA 2&4RACE」では、数多くのイベントが開催された。この日は「Enjoy Honda SUZUKA」と名付けられたイベントが開催され、多くの観客を楽しませていた。ここではそのイベントの一部を紹介しよう。

Enjoy Honda SUZUKA
 グランドスタンド裏のGPスクエアでは「Enjoy Honda SUZUKA」のイベントが多数開催された。会場中央のテーマ展示には、最新の車両から昔懐かしい車両など、ホンダの2輪車、4輪車が数多く展示された。すぐ隣には福祉車両の展示も行われ、電動で車外まで移動する座席に乗った子供がビックリする様子が印象的だった。

ご存じスーパーカブ初代シビックも展示されていた
福祉車両の電動シートのデモ福祉車両の運転席も展示

バイクシミュレーターは子供に大人気

 2輪関連の展示コーナーには、オートバイのシミュレーターが設置され、多くの子供が列を作って体験していた。

 Enjoy Hondaでは、トライアルのデモやウルトラヒーローショー、ドライバーやライダーのトークショーも行われ、多くの観客を集めていた。日曜日、決勝前のトークショーには、若手の伊沢拓也選手、塚越広大選手、山本尚貴選手が登場。塚越選手が昨年受賞した日本プロスポーツ大賞新人賞の話題になり、控え室が原監督と同じ相部屋だったが、プロゴルファーの石川遼選手は個室だったと、集まった観客を笑わせていた。

 GPスクエアの隣、交通教育センターでは「親子バイク体験」が開催された。自転車に乗れる小学生が、実際にバイクに乗ることができるイベントだ。

ドライバートークショーに参加した伊沢選手、塚越選手、山本選手ステージ前には多くの観客が集まった
トライアルのデモも行われた親子バイク体験も大人気

フォーミュラ・ニッポン解体ワークショップ
 パドック内のセンターハウスでは「フォーミュラ・ニッポン解体ワークショップ」と呼ばれるイベントが開催され、実際にフォーミュラ・ニッポンのマシンを目の前で解体し、解説を行っていた。

フォーミュラ・ニッポン解体ワークショップの様子徐々に解体されていくフォーミュラカー司会者のリクエストに応じ、雨用のセッティングに変更する様子。まずは車高を3mmアップ
左手に持ったシムを使ってキャンバーを立てる作業キャンバー角を変更する様子。作業は数十秒でできるのでスタート直前のグリッドでも可能とのこと多くの観客が集まって、盛んに写真を撮っていた

8耐記者会見
 17日にはバイクの祭典、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の記者会見が行われた。この日は一般の観客も参加可能という異例の会見となった。33回目となる今年の8耐は7月22日~25日に開催される。今年も冠スポンサーはコカ・コーラ ゼロ、国際格式のレースでFIM世界耐久選手権シリーズ第3戦となっている。

 鈴鹿8耐前夜祭でパフォーマンスを披露する、鈴鹿サーキット モータースポーツ応援団 SKE48のメンバーも会見に参加し、「TeamSのメンバーを中心に16名が参加しますので、よろしくお願いします」と挨拶を行った。

 コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレースのチケット発売は5月8日から。事前に申し込みをした18歳~22歳の2000名を、「入場+V1特設エリア」に無料で招待するなどビッグな企画もあるので、興味のある人は公式Webサイト(http://www.suzukacircuit.jp/8tai/)でチェックして欲しい。

冒頭の挨拶を行うモビリティランドの大島裕志社長コカ・コーラセントラル ジャパンの河合幸夫専務
鈴鹿商工会議所青年部のメンバーと鈴鹿8耐&LOVE BIKEメッセンジャー左嵜啓史さんも登場会見に参加したSKE48のメンバー。左から古川愛李さん、大矢真那さん、斉藤真木子さん

 鈴鹿サーキット モータースポーツ応援団 SKE48の3人は、レースイベントにも参加した。全日本ロードレースの表彰式のプレゼンターとしてポディウムに登場。熱狂的なファンから歓声が上がっていた。

 また、ピットビルの2階にあるホスピタリティラウンジではレースクィーンフォトセッションも開催された。

表彰式のプレゼンターとしてポディウムに登場したSKE48の3人ホスピタリティラウンジで行われたレースクィーンフォトセッション

キッズウォーク
 中学生以下の子供がいれば、同伴者は無料となるのがキッズウォークだ。フォーミュラ・ニッポン、SUPER GTなどビッグレースの予選セッション終了後に行われている。ドライバーやライダー、監督などがサインしてくれたり記念撮影に応じてくれる。いくつかのバイクチームは、実際のマシンにまたがって記念撮影することもできた。

 この日は、“日本一速い男”星野一義監督も子供たちにサインを行っていた。終了時間のアナウンスが流れても、並んだ子供たちにサインを続ける星野監督のオーラに、誰も止めることができない様子が微笑ましかった。

マシンにまたがって記念撮影サインに応じる塚越選手新婚の石浦選手も子供相手にファンサービス
日本語ペラペラのコッツォリーノ選手に子供もビックリ大嶋選手もサインと記念撮影で大忙し子供にも母親にも笑顔が人気の平手選手
終了時間になっても誰も止められない星野監督

ピットウォーク
 ピットで行われるイベントの代表は、国内レースのビッグイベントでは定番のピットウォークだ。土曜日と日曜日に行われ、普段は入ることのできないピットロードを歩くことができ、フォーミュラ・ニッポンのマシンやスーパーバイクを間近で見ることができる。多くのチームがドライバーのサイン会や写真撮影、グッズの配布なども行っていた。

多くの観客で混み合うピットウォーク井口選手も気さくな笑顔でサインに応じていたイケメン平中選手の前には女の子の列
もちろんレースクィーンも笑顔でお出迎え

 この様にサーキットでは数多くのイベントが行われている。レース観戦をより楽しめる環境が整っているので、是非、サーキットに足を運んでいただきたい。

(奥川浩彦)
2010年 4月 20日