JATMA、2010年春の交通安全運動期間内の「タイヤ点検結果」 タイヤ整備不良のワースト1位は「空気圧不適正」 |
2010年5月11日発表
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は5月11日、2010年春の交通安全運動の期間内(4月6日~15日)に行った路上タイヤ点検の点検結果を発表した。
路上タイヤ点検は3回行われ、高速道路(含む自動車専用道路)133台、一般道路59台の計192台を点検。その結果、タイヤに整備不良のあった車両は26台で、不良率は13.5%となった。これは、昨年と比べると20.8ポイントの減少となっており、高速道路、一般道路ともに減少している。
タイヤの整備不良を項目別に見ると、不良率1位は「空気圧不適正」で7.3%。次いで「偏摩耗」3.1%、「釘・異物踏み」1.0%の順となっている。昨年と比べても、空気圧不適正が14.0ポイント、偏摩耗が2.0ポイント、釘・異物踏みが0.7ポイントとそれぞれ減少した。
タイヤの整備不良を車両グループ別に見た場合、「乗用車」は14.1%(昨年に比べ21.7ポイント減少)、「貨物車」10.0%(17.5ポイント減少)と、両グループともに減少となっている。タイヤの整備不良項目は、車両グループ別に見た場合でも、道路別と同じく乗用車・貨物車ともに空気圧不適正がワースト1位となっており、不良率はそれぞれ乗用車8.1%、貨物車5.0%。
JATMAでは、空気圧不適正が昨年と比べ14.0ポイント減少しているものの、整備不良率では7.3%でワースト1位、ほかのすべての項目に関しても整備不良率で減少していると点検結果をまとめ、今後も「4月8日のタイヤの日」をはじめとした安全啓発活動を展開していくと結んでいる。
(編集部:谷川 潔)
2010年 5月 11日