ポルシェ ジャパンは、「911」「ケイマン」「ボクスター」「カイエン」「パナメーラ」の2011年モデルの受注を7月1日に開始する。

911 ターボ S

■15モデルをラインアップする「911」
　911シリーズのラインアップと価格は次のとおり。

　ターボ Sとターボ S カブリオレは、この3月にラインアップに加わったばかりのモデル。可変タービンジオメトリーのツインターボにより、最高出力390kW（530PS）、最大トルク700Nmと、ターボよりそれぞれ30PS、80Nm増しの性能を叩き出す。

ボクスター スパイダー

■「ボクスター」に「スパイダー」を追加
　ミッドシップに水平対向6気筒エンジンを搭載するロードスター「ボクスター」には、「スパイダー」が追加された。

　スパイダーは2009年12月のロサンゼルス・モーターショーでデビューしたモデル。エンジンフード上にヘッドフェアリングとスポイラーを備え、独自の幌を備えたボディーの重量は、ポルシェのラインナップで最軽量となる1275kg。これにボクスター Sを10PS上回る235kW（320PS）の3.4リッター直噴エンジンを搭載し、デュアルクラッチAT搭載車でローンチコントロールを使用した場合、4.8秒で0-100km/hを加速する。

カイエン ターボ

■2代目になった「カイエン」
　SUV「カイエン」は、初のフルモデルチェンジにより、ホイールベースを40mm伸ばし、8速ATやアイドリングストップ機能を搭載。

　368kW（500PS）の4.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する「カイエン ターボ」、294kW（400PS）の4.8リッターV型8気筒エンジンを搭載する「カイエン S」、220kW（300PS）の3.6リッターV型6気筒エンジンを搭載する「カイエン」がラインアップされる。

パナメーラ

■「パナメーラ」にはV型6気筒モデル追加
　5ドアスポーツサルーン「パナメーラ」には、220kW（300PS）、400Nmの直噴3.6リッターV型6気筒エンジンを搭載したエントリーモデル「パナメーラ」「パナメーラ 4」が追加された。V型8気筒モデル同様に7速デュアルクラッチAT「PDK」を組み合わせるが、パナメーラのみ6速MTモデルも用意される。いずれもアイドリングストップ機能を備える。