市光工業、自動適応型ヘッドランプシステム「ビーマティック プレミアム」
照射範囲を自動的にコントロールすることで常時ハイビーム点灯が可能

自動適応型ヘッドランプシステム「BeamAtic Premium」の作動イメージ

2010年9月取扱開始



 市光工業は、仏Valeo社が開発した自動適応型ヘッドランプシステム「BeamAtic Premium(ビーマティック プレミアム)」の取り扱いを9月から開始すると発表した。今後販売される新車の純正オプション扱いのシステムとして搭載される予定。

 対向車や先行車の状況に応じて、自動的にヘッドランプの照射範囲を調整するシステム。車載カメラの映像を独自の画像処理ソフトウェアで分析し、対向車や先行車を検知・追跡することで、ヘッドランプユニットに装着される可動式シールドが対向車に照射する光を遮る。これにより、常時ハイビーム点灯しても他車からはロービームに見え、対向車や先行車がいない場合はハイビームの通常範囲で照射すると言う。

 また、左右の光を適切に制御するコーナリングモード、雨を感知して対向車に漏れる路面の反射光を防ぐレインモードといった、配光を自動制御するヘッドランプシステム「AFS(Adaptive Front-Lighting System)機能」も搭載する。

(編集部:小林 隆)
2010年 8月 30日