フェラーリ、ピニンファリーナ設立80周年を記念した「SA アペルタ」
パリモーターショーでワールドプレミア。全世界80台限定のスペシャルモデル

フェラーリの最新モデル「SA アペルタ」

2010年9月24日発表(現地時間)



 伊フェラーリは9月24日(現地時間)、ピニンファリーナ設立80周年を記念した「SA アペルタ」をパリモーターショー(プレスデー:9月30日~10月1日、一般公開日:10月2日~17日)で世界初公開すると発表した。全世界限定80台のスペシャルモデルで、すでに完売していると言う。価格は明らかにされていない。

 SA アペルタは、最新のV型12気筒エンジンをフロントに搭載したオープントップモデルで、最高出力は599GTOに搭載されるV型12気筒 5999ccエンジンと同じ670CV。SAの名はフェラーリの開発に携わってきたセルジオ・ピニンファリーナ氏と、アンドレア・ピニンファリーナ氏のイニシャルに由来する。

 低めに設定されたウインドースクリーンを採用し、他のフェラーリ・モデルよりも低いフォルムが特徴で、空力特性にも優れると言う。シャーシはクローズド・ボディーの「フェラーリ 599」と同等の剛性を確保しつつ、重量の増加はほぼないように設計された。また、ソフト・トップは雨風などをしのぐ程度のもので、これは最上級のドライビングを追求した結果だと言う。

 インテリアではスポーティなトリムや色彩が随所に使われており、その組み合わせ方は無限に近いとしている。

(編集部:小林 隆)
2010年 9月 27日