未発表の新型セレナ ライダーが展示されたオーテック車オーナーイベント
「オーテックオーナーズグループ・湘南里帰りミーティング」開催

オーテックオーナーズグループ・湘南里帰りミーティング

2010年11月6日開催



 今年もオーテック車のオーナーが大磯ロングビーチに集まった。11月6日、毎年恒例となった「オーテックオーナーズグループ・湘南里帰りミーティング」が開催され、過去最高となる369台 813名(申込時点)のオーテックオーナーが集まった。さらにイベントでは、ベース車が発表されていない新型「セレナ ライダー」のお披露目が行われた。

 この里帰りミーティングは、茅ヶ崎に本社を構えるオーテックジャパンが作った車両の“里帰り”として行われているもので、同じ湘南にある大磯ロングビーチで開催されている。開会式で登壇したオーテックジャパン 社長の吉田 衛氏は「ユーザー同士、そしてオーテックジャパンの社員が直接交流できる場がほしいと思ってこのミーティングを開催した。里帰りミーティングは我々社員の手作りで作られている。どうか暖かい目で見守っていただきたい」と挨拶した。

 さらにスペシャルゲストとして、今年SUPER GTでMOTUL AUTECH GT-Rを駆って戦った本山哲選手と、レースクィーンの美波千夏さんが来場した。ちなみに美波さんは今年キューブ ライダーを購入し、プライベートでもオーテックオーナーに仲間入りしたと言う。

オーテックジャパン 社長の吉田 衛氏里帰りということでイベントのイメージキャラクターはカエルスペシャルゲストは本山哲選手と美波千夏さんだ

 全国からオーテックオーナーが集まるこのミーティングだが、もっとも遠くからの参加は、東は北海道から2人。西は昨年までは広島がもっとも遠かったが、今年は九州の佐賀から来た人もいた。また、もっとも累積走行距離の伸びている車両は、なんと50万kmを超えているとのこと。それぞれ遠来賞、過走大賞として表彰された。

 そして今回のサプライズが、新型セレナ ライダーのお披露目。ベース車の発表前に公開するというのはかなり珍しいことだが、オーテックミーティングをお披露目の場にしたいと日産に掛け合い、許可をもらったのだと言う。

 さすがに新車発表前のため、車内などは見えなくなっていたが、フロントグリルやホイールなど、クロームを多用した存在感はライダーならではのもの。アンベールされるとすぐに周りには人だかりができていた。

遠来賞の賞品はリポビタンDや発煙筒の代わりの非常信号灯など遠来賞と過走大賞の表彰式新型セレナ ライダーのアンベールは吉田社長と本山選手によって行われた
専用のグリルやホイールなどでドレスアップされたセレナ ライダー。内装を見ることはできなかった

 ほかにもマーチ ボレロをはじめ、最新のオーテック車がずらりと揃えられたほか、会場には最新のものから懐かしいものまで、多くのオーテック車が勢揃いし、オーナー達は同車種のオーナーや、あるいは珍しい車両のオーナーたちと交流を深めていた。

ほかにもオーテック車が多数展示された。写真は登場したばかりのエルグランド ライダー
マーチ ボレロ
デュアリス クロスライダー
ティーダ アクシス
エクストレイル エクストリーマーX
ニッサン R380(II型)も展示
会場を埋め尽くすオーテック車の群れ
過走大賞で選ばれたグロリアの「150L」。その名のとおり150mm延長したストレッチリムジンだ走行距離はなんと50万6473km。オーナー曰く「直せなくなるまで乗る」とのこと
マーチの「15SR-A」。ガンダムに登場するモビルスーツ「グフ」をモチーフにしたカスタマイズがされる
ドライバーにランバ・ラル、コ・ドライバーにクラウレ・ハモンの名前が刻まれるこちらは「12SR」のマイクラ RS ターマック+仕様
車高がペタペタのティーダ アクシス。純正バンパーをベースにディテールをワンオフでカスタマイズ。リアエンブレムなどはスワロフスキーでキラキラに
シルビアVarietta。注目すべきはナンバーで、リモコンで格納可能! アメリカ製のパーツらしいですが、あくまで「ナンバー裏のグリルの掃除が面倒だから」だそうです

 また、MOTULやHKS、レイズなどがブースを出展。さらにオーテックのスタッフが運営する技能道場や実車の1/4クレイモデルの製作体験のできるテクニカルブースなども設けられ、家族連れも楽しんでいたようだ。またビンゴ大会では、レイズからSUPER GTで使われるマグネシウムホイールがプレゼントされたり、抽選会ではオーテックライダーで使われる表皮を使ったクッションが用意されるなど、参加者は丸一日このミーティングを満喫していた。

クレイモデルの製作体験や、ボルトを締めるスピードを競う技能検定なども開催され、参加者にはプレゼントも用意された
HKSやフジツボ、レイズといったメーカーのブースも出されたオーテックのもう一つの顔である福祉車両の展示も
駐車場のいたるところで井戸端会議。オーナー同士の交流を深めていました愛犬を連れてきているオーナーも多数
ビンゴ大会や抽選会も開催。なんとマグネシウムホイールやオーテックの職人が作ったライダーの内装に使われる皮で作ったクッションなど、ほかではなかなか手に入らない商品が用意された

(瀬戸 学)
2010年 11月 8日