NEXCO東日本、関越道「Pasar三芳」にショッピングゾーンを追加オープン オープンイベントには吉澤ひとみさんも参加 |
NEXCO東日本(東日本高速道路)は12月1日、関越自動車道の道ナカ商業施設として運営する「Pasar(パサール)三芳」に、第2期区画のショッピング施設とコンビニエンスストアを追加してグランドオープンイベントを開催、タレントの吉澤ひとみさんをゲストに迎え、イルミネーション点灯式を行った。
Pasar三芳は、NEXCO東日本が高速道路のPA(パーキングエリア)内に運営する「道ナカ商業施設」として、京葉道路 幕張PAの「Pasar幕張」、東北自動車道 羽生PAの「Pasar羽生」に続き、関越道(上り)の川越IC(インターチェンジ)~所沢IC間にある三芳PA内に設けられた。
2009年12月に先行オープンしたフードコートやレストランなどに加え、従来の建物の南側にスペースを拡充。新たに茶房や和菓子屋など5店舗と、コンビニエンスストア「ファミリーマート」をオープンした。既存の店舗とあわせて、総店舗数18店舗、延べ床面積は1095.6坪となる。
オープニングイベントに先だって行われた店舗内覧会では、山田一郎館長が挨拶を行った。Pasar三芳は、グランドオープン時と比べると施設規模は1.4倍、旧売店と比べると4倍もの広さになったと言う。今回のグランドオープンにあたり、加わった店舗の特徴は多彩なみやげものにあるとする。昨年のオープニングイベントと同様、埼玉県三芳町出身のタレント吉澤ひとみさんも登場した。
吉澤さんは1年ぶりに訪れたと言うPasar三芳について「びっくりしています。こんなに大きくなっちゃんだ。ただでさえいろいろな店舗があって、あの三芳PAがこんなに変身してすごく嬉しいです」と感想を語った。
Pasar三芳の山田一郎館長が内覧会挨拶を行った | 地元三芳町出身という元モーニング娘。の吉澤ひとみさん |
新たに加わったのは、地元埼玉のお土産を扱う「旬選倶楽部」、1924年(大正13年)創業の「新井園本店」、創業228年の歴史を持つ和菓子屋「龜屋」、輸入菓子などを扱う「カーニバル」、野菜など地元特産品を販売する「食の駅」に加え、コンビニエンスストア「ファミリーマート」の計6店舗。それぞれの店舗代表による商品の紹介が行われた。
茶房新井園本店は、創業85年。狭山茶を生産し、1996年度には日本最高峰の賞「天皇杯」を受賞、本年度は農林水産大臣賞も受賞したと言う。お茶だけでなく、自慢の狭山茶を使用したおみやげ品も多数用意している。
続いて登場した「龜屋」は創業228年を迎えた埼玉県川越市の老舗和菓子屋。今回のグランドオープンにあたり沖縄産の黒糖100%を使用した「黒糖まんじゅう」を用意した。そのほか、亀の形をしたどらやきや最中なども販売している。
「旬選倶楽部」は、川越の和菓子屋「菓匠右門」の「芋恋まんじゅう」や「つばさかりん」などを販売、蔵の街川越をイメージした店作りも特徴。「カーニバル」は輸入食品を扱った店舗で、かわいらしいパッケージのジャムやクッキーなどを揃えている。
「食の駅」は、埼玉、群馬800人の生産者に支えられた直売所。直売所ならではの新鮮な野菜や旬の果物、手作りでできたてのお総菜などを揃えている。
ファミリーマートは、おすすめは運転で疲れたときに甘い物「なめらかクリームシュー」と、小腹が空いたときに「ファミマチキン」がおすすめとした。
吉澤さんは、「カーニバルさんはさっき物色しました」と語り、紹介されたばかりの商品のいくつかを試食した。新鮮倶楽部の芋恋まんじゅうは、吉澤さんのお母さんも大好きで、お土産に買って帰った事もあると言う。
吉澤さんは芋恋まんじゅうを試食し「お芋の香りが落ち着きます。安心します。懐かしいですね」と感想を語った。芋恋まんじゅうは、川越の名物であるさつまいもと、つぶ餡を山芋を練り込んだもち米でひとつひとつ練り込んだ商品で、ずっと人気のある商品とのこと。
龜屋の「黒糖まんじゅう」については、「最高です! 黒糖の味が口の中で、サトウキビ畑にどんっと突っ込まれたっていう感じです。まわりの皮も柔らかくてふわふわしておいしいです」と感想を語った。
そして、最後に新井園本店の金粉茶を飲み、司会者の「吉澤さんもお茶の味の分かる女性になってきたんのではないですか?」との声に、「まだまだ……だと思いますが(笑)、すごくおいしいです」と満足そうだった。
新たに出店した6店舗の代表者がおすすめ商品を紹介 | 吉澤さんはまず芋恋まんじゅうを試食 |
黒糖まんじゅうも試食し、サトウキビ畑に突っ込まれた気分と語った | 最後にお茶を一服。金粉茶ということもあり、お茶には金粉が浮いていたとのこと |
最後に山田館長は、「今紹介したお店すべてが、私どもがお客様におすすめしたいお店となっております。地元の老舗のお店から、生鮮野菜、果物、輸入雑貨、コンビニエンスストアと幅広いお店が揃って、Pasar三芳は1段も2段もグレードアップできたと思っています。Pasar三芳のコンセプトでもある、“自然と調和したナチュラルモダン”に基づいて東京に帰る前に立ち寄っていただいて、お客様に一息ついて頂いて癒しを与えたいと思って営業しておりますので、これからもスタッフ一同がんばってまいりますので、ぜひお立ち寄り頂きたいと思います」と語った。
吉澤さんは、「こんなに拡大した三芳PAはとてもきれいで、幅広い方に活用されると思います。ちびっこもうれしいですし、主婦の方も、トラックで働いている方も、学生も、私も個人的に三芳PAに寄るのが好きで、必ず寄るんです。これからも活用していきたいと思いますし、いろんな方に、用事がなくてもとりあえず寄って帰ろうという場所になってほしいなと思います」とエールを送った。
続いて16時からはイルミネーションのスイッチオンセレモニーが開催された。セレモニーはビッグバンド「サムライビッグバンド」の演奏から開始された。
演奏に続いて、東日本高速道路 取締役専務執行役員村上喜堂氏が挨拶を行った。村上氏は、「Pasar三芳は昨年12月に18店舗でオープンし、地元埼玉の老舗のお店のご参加も頂きまして6店舗増え、本日晴れてグランドオープンの運びとなった次第です。Pasar三芳は自然と調和したナチュラルモダンをコンセプトに旅の終わりにほっと一息つける癒しの空間を提供して参ります。当社では、ささやかではありますが冬のおもてなしとイルミネーションを用意しておりますので、イルミネーションの点灯をもちましてオープニングとさせていただきます。今週末はイベントも予定しておりますので、ぜひお越しいただきたいと思っております」と挨拶した。
スイッチオンセレモニーはビッグバンド「サムライビッグバンド」の演奏で開始された | 東日本高速道路 取締役専務執行役員 村上喜堂氏 |
イルミネーションのスイッチオンセレモニーには、近隣住民代表やテナント代表、村上喜堂氏や吉澤ひとみさんらにより、イルミネーションのスイッチが入れられ、ツリー型のイルミネーション「フォレストタワー」と滝のように点滅するイルミネーション「トゥインクルフォール」が点灯し、Pasar三芳の正式グランドオープンとなった。なお、点灯期間は12月1日~2011年2月14日まで。
イルミネーションのスイッチは村上氏や吉澤ひとみさんなど、7人によって入れられた | 点灯したイルミネーション。左に木のように立つのがフォレストタワー。右上がトゥインクルフォール | イルミネーションで飾られたPasar三芳の全景 |
(平 雅彦(WINDY Co.))
2010年 12月 2日