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RJC、「2011年次RJCカー オブ ザ イヤー」の受賞式を開催 |
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会長代行として挨拶を行ったRJC 副会長・理事の小堀勉氏 |
RJC(日本自動車研究者・ジャーナリスト会議:Automotive Researchers' & Journalists' Conference of Japan)は12月13日、「2011年次RJCカー オブ ザ イヤー」の受賞式を都内で開催した。
RJCカー オブ ザ イヤーでは、国産車部門「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」、輸入車部門「RJCカー・オブ・ザ・イヤー(インポート)」、技術部門「RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤー」それぞれに、6つの優秀車(技術)を選出、その中から最優秀車が選ばれている。
投票は関連記事のとおり11月16日に行われ、受賞式では優秀車、および最優秀車となるカー(テクノロジー)・オブ・ザ・イヤーが表彰された。
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スイフトの開発責任者 スズキ 四輪技術本部 第二カーライン長 竹内尚之氏(左)と、四輪技術本部 副本部長(車体・デザイン担当) 常務役員 蓮池利昭氏(右) |
■RJCカー・オブ・ザ・イヤー
6ベストに選ばれたのは、本田技研工業「CR-Z」「フィット ハイブリッド」、三菱自動車工業「RVR」、日産自動車「マーチ」、マツダ「プレマシー」、スズキ「スイフト」の6車種。最後までマーチと争ったスイフトがRJCカー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
スイフトの開発責任者であるスズキ 四輪技術本部 第二カーライン長の竹内尚之氏は、「スイフトはスズキの世界戦略車。世界中のどこに持って行っても通用する車を作ろうということで、“モアスイフト もっとスイフトらしく”をキャッチフレーズに開発した。もっとハンドリングの楽しい車、もっと低燃費、もっとスタイリッシュ、もっともっと……とスタッフ全員で開発してきた。その結果が受賞につながったのかなと考えている」と挨拶。スイフトを今後も進化させていくと述べた。
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ホンダは、CR-Zとフィット ハイブリッドの2車種が受賞 | 三菱はRVRが受賞 |
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日産はマーチが受賞。スイフトと最後まで争った | マツダはプレマシーが受賞 |
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フォルクスワーゲン グループ ジャパン マーケティング本部長 クリスティアン クラウセン氏 |
■RJCカー・オブ・ザ・イヤー(インポート)
輸入車部門の6ベストは、アルファロメオ「ミト」、アウディ「A5 スポーツバック」、シトロエン「C3」、プジョー「3008」、メルセデス・ベンツ「Eクラス」、フォルクスワーゲン「ポロ」(クロスポロを含む)。最優秀車であるRJCカー・オブ・ザ・イヤー(インポート)には、ポロが選ばれた。
フォルクスワーゲン グループ ジャパン マーケティング本部長のクリスティアン クラウセン氏は、「ポロの販売はとても調子がよく、私ども自身が驚いている。ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーに続き、RJCカー・オブ・ザ・イヤー(インポート)を受賞でき喜んでいる。ポロの販売は今年日本で1万5000台くらいになりそうだ。TSIエンジンやDSGトランスミッションに代表される技術や、フォルクスワーゲンの大切にする“”ファン・トウ・ドライブ”が認められたことだと思っています」と言い、世界的に高い評価を得ていることに感謝の意を述べた。
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アルファロメオはミトが受賞 | プジョー・シトロエン・ジャポンはC3、3008と各ブランドからそれぞれ1台ずつ受賞 |
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メルセデス・ベンツ日本はEクラスがシリーズとして受賞 | アウディ ジャパンは「A5 スポーツバック」が受賞 |
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富士重工業 スバル技術本部 電子技術部担当部長 野沢良昭氏 |
■RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤー
技術部門の6ベストに選ばれたのは、アルファ ロメオのミトに搭載された可変バルブリフト機構「マルチエア・エンジン」、スバル(富士重工業) レガシィに搭載されたステレオカメラによる安全運転支援ステム「EyeSight(Ver.2)」、三菱自動車工業のパジェロに搭載された「クリーンディーゼルエンジン」、日産マーチなどに搭載された「アイドリングストップ」、メルセデス・ベンツのディーゼルエンジン搭載車で使われている排ガス浄化システム「BlueTEC」、日産フーガのハイブリッドシステム。
最優秀技術であるRJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤーを獲得したのは、新型レガシィに搭載される安全運転支援ステム「EyeSight(Ver.2)」。開発者である 富士重工業 スバル技術本部 電子技術部担当部長 野沢良昭氏は、「すでに7500台の受注をもらっている。搭載台数比は5割で、11月は6割を超えている。20年研究してきた技術がやっと実を結んだ」と言い、スバルとしては初めてとなるテクノロジー・オブ・ザ・イヤーの受賞を喜び、今後さらにEyeSightの性能・機能を磨き続けていきたいと語った。
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フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは、アルファ ロメオのミトに搭載されたマルチエア・エンジンが受賞 | メルセデス・ベンツ日本は、ディーゼルエンジンの排ガス浄化システム BlueTECで受賞 |
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三菱もパジェロに搭載されたクリーンディーゼルエンジンで受賞 | 日産は、マーチのアイドリングストップ、フーガのハイブリッドシステムと2つの技術が受賞 |
(編集部:谷川 潔)
2010年 12月 13日