2010年の国内生産台数は3年ぶりの前年比増
自工会発表、12月単月は3カ月連続減

2011年1月31日発表



 日本自動車工業会は1月31日、2010年の4輪車生産・輸出実績を発表した。

 これによると、2010年1月~12月の国内での生産台数は、前年同期比21.3%増の962万5940台となった。前年比増は3年ぶり。

 ただし2010年12月単月で見ると、前年同月比5.1%減の74万7947台で、、3カ月連続で前年同月を下回っている。

4輪車 車種別国内生産台数(2010年1月~12月)

 台数(台)前年同期比(%)動向
乗用車普通車484万34311402007年以来3年ぶりのプラス
小型四輪車215万9119100.62008年以来2年ぶりのプラス
軽四輪車130万4832103.82006年以来4年ぶりのプラス
小計830万7382121.12007年以来3年ぶりのプラス
トラック普通車52万672140.12008年以来2年ぶりのプラス
小型四輪車23万87761112003年以来7年ぶりのプラス
軽四輪車44万9776112.92005年以来5年ぶりのプラス
小計120万9224122.82003年以来7年ぶりのプラス
バス10万93341262008年以来2年ぶりのプラス
合計962万5940121.32007年以来3年ぶりのプラス

 

各社の4輪車生産実績(2010年1月~12月)

 台数(台)前年同期比(%)
トヨタ328万2855117.6
日産113万3667126.7
三菱66万105154.8
三菱ふそう7万6593140.6
マツダ90万9856126.9
いすゞ20万3716169.6
ホンダ99万2502118
日野9万9311149
スズキ107万8242118.7
ダイハツ66万517797.2
富士重49万1932120.5
UDトラックス30万471153.7
その他1513277.6
合計962万5940121.3

 2010年1月~12月の輸出台数は、前年比33.8%増の483万8356台。2年ぶりに前年を上回った。

 地域別に見ると、ほぼ全地域で前年比増となっており、中でも中南米が62.4%、アジアが51.3%増と抜き出ている。

車種別輸出台数(2010年1月~12月)

 台数(台)前年比(%)前年比動向
乗用車普通車345万841143.62007年以来3年ぶりのプラス
小型四輪車81万8660101.72008年以来2年ぶりのプラス
軽四輪車2755918.3
小計427万2256133.12008年以来2年ぶりのプラス
トラック普通車39万7380148.82008年以来2年ぶりのプラス
小型四輪車5万2908109.22008年以来2年ぶりのプラス
軽四輪車0
小計45万288142.72008年以来2年ぶりのプラス
バス11万5812125.92008年以来2年ぶりのプラス
合計483万8356133.82008年以来2年ぶりのプラス

地域別輸出台数(2010年1月~12月)

 台数(台)前年比(%)前年比動向
アジア57万3306151.32008年以来2年ぶりのプラス
中近東58万3684136.42008年以来2年ぶりのプラス
欧州93万6496136.72008年以来2年ぶりのプラス
 うちEU56万8508104.82006年以来4年ぶりのプラス
北米172万7305125.22006年以来4年ぶりのプラス
 うちUSA153万1026127.32006年以来4年ぶりのプラス
中南米39万6499162.42007年以来3年ぶりのプラス
アフリカ18万86741302008年以来2年ぶりのプラス
大洋州42万5206122.42008年以来2年ぶりのプラス
その他718685.7
合計483万8356133.82008年以来2年ぶりのプラス

(編集部:田中真一郎)
2011年 1月 31日