「パイオニア プラザ銀座」が銀座マロニエ通りに2月19日オープン 「新しい、これからのパイオニアを発信していく基地」 |
パイオニア プラザ銀座は、デビアス銀座ビルの地下1階~2階に設けられる |
パイオニアは2月19日、東京・銀座に、ショールーム「パイオニア プラザ銀座」をオープンする。それに先立つ2月16日、関係者向けの内覧会が開催された。
パイオニア プラザ銀座は、プランタン銀座と松屋を結ぶ銀座マロニエ通り沿いにあり、JR有楽町駅から徒歩5分という場所にオープンする。周囲には、多くのブランドショップが立ち並び、東京メトロの銀座駅、銀座一丁目駅からのアクセスにも優れる。
パイオニア代表取締役社長 小谷進氏 |
内覧会において、パイオニア代表取締役社長の小谷進氏は、「パイオニア プラザ銀座は、現在の製品ラインアップを見て、体験できるのはもちろん、新しい、これからのパイオニアを発信していく基地」と紹介。同社は2008年のリーマンショック後、1年かけて構造改革を行い、2009年には終了。2010年4月に“2015年にこうありたいパイオニアの姿”「2015ビジョン」を策定し、その実現に向けて新たなスタートを切ったところになる。
その活動の1つがパイオニア プラザ銀座であり、「とにかくこれからパイオニアが変わっていくんだ、新しい取り組みをやっていくんだ」というのを実際に見てもらう場になると言う。また、小谷社長は「最近ショックなできごとが2つあった。1つは、株主総会で子供連れの若い女性に『パイオニアは好きなんだけど、私たちが買う商品がない。なんとか若い女性が買うような商品を出して欲しい』と言われたこと。もう1つは、JR新川崎駅前にある本社ロゴを見た女子高生が『パイオニアって何をやっている会社なの?』と言われたこと」と言い、今年からはそういった層にも響くような商品を続々と出していくと強く語った。
ショールームの場所を銀座にした理由としては、「最近の銀座は以前と違い、若者向けのブランドショップもある。今の銀座は若女性、年配の方々、海外からも多くの方が来る」と、幅広い層への情報発信を目指しているからだとする。
パイオニア プラザ銀座は、地下1階~2階の3フロア構成になっている。地下1階は、ハイエンドオーディオや、ホームシアターの視聴が可能な「Sound&DJ Experience」、1階はこれからのパイオニアを発信する「New Technology Experience」、2階は現行の製品ラインアップを展示する「New Product Experience」と、それぞれテーマが異なっている。
とくに、1階ではこれからの技術である、ヘッドマウントディスプレイや、電気自動車向けのシート埋め込みタイプのスピーカーなどが展示されており、将来の技術動向を知りたい向きには必見の場所となる。また、地下1階のハイエンドオーディオ試聴コーナーでは、総計2200万円というTADオーディオシステムの試聴が可能だ。自分の音楽CDを持ち込んでの試聴も可能な時間も用意されているとのことだ。
また、このパイオニア プラザ銀座は、情報発信を目的としているため、積極的にLiveイベントなどが開催されるのが特徴となる。イベントカレンダーはパイオニア プラザ銀座のWebサイト(http://pioneer-ginza.jp/)に掲載されているので、近くに出かける際はチェックしてみてほしい。
●パイオニア プラザ銀座
住所:東京都中央区銀座2-5-11 デビアス銀座ビル 1F・2F・B1F
開館時間:11時~20時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
(編集部:谷川 潔)
2011年 2月 16日