アストンマーティン、ベッツCEOの「ラピード」をオークション出品 東日本大震災復興支援のため |
ウルリッヒ・ベッツCEO |
英アストンマーティンは5月5日(現地時間)、同社のCEO(最高経営責任者)であるウルリッヒ・ベッツ氏がビジネスで使用する4ドアスポーツカー「ラピード」を、東日本大震災の支援を目的にボナムス・オークションに出品すると発表した。
ベッツCEOは「3月に起きた東日本大震災に心を痛めなかった人はいません。アストンマーティンは日本で長きにわたって活動しており、さらに最近のプロジェクトでは日本の自動車産業とより緊密な関係を築きあげています。多くの友人がいる日本のために助けになれるような事がしたかった」と述べており、そのことから被災者支援を目的にラピードを出品することを決定した。
出品されるのは、2009年式のラピード(シャシーナンバー:F00039)で、ボディーカラーはコンコースブルー。インテリアはオブシディアンブラックレザーにウォールナットダッシュボードトリムの組み合わせで、カーペットカラーはブラック。前後シートはヒーターとベンチレーション機能を備えるほか、インテグレーテッドガレージドアオープナー、2画面式DVDシステム内蔵リアシートエンターテイメントシステムおよび赤外線ヘッドフォンが装備される。
なお、オークション主催者はこの活動を支援するため手数料を徴収しないことを明らかにしている。オークションは、5月21日(現地時間)9時からバッキンガムシャー、ニューポート・パグネルにあるアストンマーティンワークスサービスで開催される。
ラピードはオールアルミ製のV型12気筒 5935ccエンジンを搭載し、最高出力350kW(477PS)/6000rpm、最大トルク600Nm/5000rpmを発生。6速AT(タッチトロニックII)を介して後輪を駆動する。
(編集部:小林 隆)
2011年 5月 12日