ポルシェ、カレラシリーズのトップモデル「911カレラ4 GTS」 カレラSの改良型エンジンを搭載して408PS/420Nmを発生 |
独ポルシェは5月12日(現地時間)、カレラシリーズのトップモデル「911カレラ4 GTS」を発表した。クーペとカブリオレをラインアップし、7月から各市場に導入される。価格は明らかになっていない。
パワーユニットは、カレラSに搭載する水平対向6気筒 3.8リッターエンジンをベースにインテークマニホールドの最適化を図った。これにより、従来よりも17kWの出力向上に成功し、最高出力300kW(408PS)/7300rpm、最大トルク420Nm/4200-5600rpmを発生する。これにデュアルクラッチAT「7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)」を組み合わせ、PTM(ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム)によって4輪を駆動する。
0-100km/h加速は、クーペが4.4秒、カブリオレが4.6秒。
出力の向上を図る一方で燃費も改善しており、NEFZ(新ヨーロッパ走行サイクル)ではクーペが11.0L/100km、カブリオレが11.2L/100kmとなる。
エクステリアでは、RRモデルとの差別化を図るためテールライト間に4輪駆動モデルであることを示すリフレクターストラップを追加するとともに、ドアやリアフードにモデル名をあらわすバッヂを装着した。
装備面では、従来のGTSモデルと同じブラック塗装の19インチRSスパイダーホイールを装着するほか、スポーツエグゾーストシステム、ブラックペイントのリップスポイラー付きのスポーツデザインフロントエプロン、やはりブラック仕上げのサイドスカートなどを標準装備する。
インテリアはレザーインテリアをベースに、センターセクションにブラックのアルカンターラをあしらったスポーツシートや、ステアリングのリム、シフトレバー、パーキングブレーキレバー、ドアハンドル、ドアポケットにカバーとエクステンションが標準装備される。
クーペ、カブリオレともにボディーサイズは4435×1850×1300mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2350mm。Cd値は0.31となっている。
(編集部:小林 隆)
2011年 5月 13日