ブリヂストン、タイヤの「偏摩耗」知らないドライバーは4割以上 タイヤの安全に関する調査結果より |
ブリヂストンは9月8日、タイヤの安全に関する調査結果を発表した。
同社が3月に創立80周年を迎えたこと、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が推進する「タイヤの日」が4月8日であることから、毎月8日を「ブリヂストン タイヤセーフティーの日」に設定し、2012年2月まで毎月タイヤの安全に関する情報を発信している。
今回は自家用車を所有し、月に1回以上クルマを運転する18~69歳の男女1000人に対して8月19日~21日の期間、インターネット調査を実施。質問項目は「ご自身の運転するクルマのタイヤの適正空気圧をご存じですか?」「タイヤの『偏摩耗』という現象をご存じですか?」「タイヤのローテーションの目安は何kmかご存じですか?(偏摩耗、ローテーションの意味を理解している560名に実施)」の3つ。
その結果、タイヤの適正空気圧を知らないドライバーは50%、偏摩耗を知らない人は41%、ローテーションの目安走行距離が分からないドライバーは41%いたと言う。
偏摩耗は、タイヤのトレッド(路面との接地面)が道路条件や使用条件等によって部分的に異常に摩耗する現象。振動や騒音の原因になるだけでなく、タイヤ寿命の短期化やタイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる可能性がある。
偏摩耗を防ぐ方法として、同社は「タイヤの適正空気圧保持」「定期的なタイヤの位置交換(ローテーション)」の2つを挙げ、月に一度のタイヤ空気圧チェック、5000kmを目安とした定期的なローテーションをするよう呼びかけている。
タイヤの適正空気圧を知らないドライバーは50%に上った | 偏摩耗を知らない人は41% | 乗用車タイヤのローテーションは5000kmを目安にするよう呼びかけている |
(編集部:小林 隆)
2011年 9月 8日