海老名SAで交通安全イベント、南明奈さんらが1日「大和撫子警察隊長」に JAFのEV用給電レスキュー車が登場 |
海老名SA |
JAF(日本自動車連盟)とロッテは9月20日、『JAF×ロッテ「BLACK BLACK」秋の高速道路交通安全イベント』を東名高速道路の海老名SA(サービスエリア)(下り)で開催した。
9月21日~30日に開催される「秋の全国交通安全運動」に先立ち、「高速道路での居眠り運転による重大な交通事故をなくす」ことと、「後部座席シートベルト着用促進」を目的に、JAFとロッテが共催したイベント。タレントの南明奈さん、日テレ・ベレーザのFWにして女子サッカー全日本代表「なでしこジャパン」の永里亜紗乃選手、2011年パリ柔道世界選手権大会女子48kg級銀メダリストの福見友子選手が、神奈川県警察高速道路交通警察隊の1日隊長となり、「大和撫子警察隊」として高速道路での安全運転を呼びかけた。
海老名SAのショップ棟前に特設されたステージに、婦人警官の制服を着て登場した3人は、神奈川県警 高速道路交通警察隊長の鈴木克己警視から、委嘱状を受け取って1日隊長に就任。福見隊長は「いつも柔道着を着ているのでこういう制服は緊張しますが、柔道の試合のつもりで頑張ります」と宣言した。
南明奈さん、福見友子選手、永里亜紗乃選手が登場 |
委嘱状を受け取って1日隊長に | 衛藤巡査部長が高速道路での安全運転をレクチャー |
続いて、同隊の衛藤和枝巡査部長から、高速道路での安全運転についてレクチャーを受けた。衛藤巡査部長によると、9月19日までの高速道路上の交通事故は466件で、9人が死亡。2011年前半は事故の発生件数が少なかったものの、夏の行楽シーズンに大きな事故が発生したと言う。「高速道路は一般道よりもスピードが出ている分、大きな事故につながる可能性がある。脇見や居眠り運転などで前方からちょっと目を離した隙に、大きな事故につながるので、一般道より一層の注意が必要となる」ため、眠気を覚ますためにガムを食べるのは有効なこととした。
自身でもハンドルを握ってドライブするという南隊長は「運転するときは必ずガムを持って乗るようにしています。ちょっと眠気がきそうだなと思ったら噛んでしゃきっとする」と、ガムを愛用していることを明らかにした。
さらに3人の隊長は、自動車の衝突を再現してシートベルトの有効性を体感できる装置「シートベルトコンビンサー」で、5km/hでの衝突を体験。永里隊長は「5km/hというので(遅いと)油断していたら、すごい衝撃で前に行きそうになったけど、シートベルトがあったので前にぶつからずにすみました」と、衝突の衝撃の大きさと、シートベルトの大切さを実感したようだった。
この後、3人の隊長はロッテの目覚ましガム「BLACK BLACK」を来場者に配り、安全運転を訴えた。
シートベルトコンビンサーに乗る3人 | 体験前の緊張の面持ち |
5km/hでの衝突を再現、エアバッグも展開する | |
意外な衝撃に驚く3人 | |
BLACK BLACKのボトルを配った |
会場ではこのほか、JAFやブリヂストンがブースを出展。ブリヂストンはタイヤの空気圧と残溝を測ることができるコンパクトタイヤゲージを無料で配布し、タイヤのチェックの仕方を説明。タイヤの安全の重要性をアピールした。
またJAFは、EV(電気自動車)用充電器を積んだロードサービスカーを展示した。6月から実証運用しているこのサービスカーは、出力36kVAの発電機と、定格出力20kWの充電器を搭載。日産「リーフ」の場合、20分間で40km以上を走行可能な充電ができる。JAF会員でも非会員でも、充電は無料。また、通常のサービスカー同様にウインチやアンダーリフトを装備し、脱輪車の救助や車両の牽引ができる。
神奈川支部に1台配備され、2011年いっぱい実証運用するが、すでに数回の出動実績があると言う。
高速隊の車両も展示され、乗ってみることもできた。このギャランVR-4は現役 |
(編集部:田中真一郎)
2011年 9月 21日