BMW、直列4気筒 2リッターターボ搭載の「Z4 sDrive20i」
エコカー減税対応の特別仕様車「クルージング・エディション」も

Z4 sDrive20i

2011年10月24日発売
499万円~519万円



 ビー・エム・ダブリューは10月24日、2シーターロードスター「Z4」に、直列4気筒 2リッター ツインスクロールターボエンジンと同セグメント初の8速ATを搭載した「sDrive20i」、およびロードスターモデルとして初のエコカー減税対応となる特別仕様車「Cruising Edition(クルージング・エディション)」を発売した。価格は、Z4 sDrive20iが499万円、Z4 sDrive20i クルージング・エディションが519万円。これに伴い、sDrive23i、sDrive23i Style Essence(スタイル・エッセンス)は、Z4のラインアップから廃止される。

 Z4 sDrive20iは、直列4気筒 DOHC 2リッター 直噴ツインスクロールターボエンジンを搭載。吸排気バルブタイミング可変機構「ダブルVANOS」、吸気バルブの可変リフト機構「バルブトロニック」を採用し、最高出力135kW(184PS)/5000rpm、最大トルク270Nm/1250-4500rpmを発生。シフトバドル付きの8速ATを介し、後輪を駆動する。

 従来モデルのZ4 sDrive23iが、直列6気筒 DOHC 2.5リッター+6速ATの組み合わせで、最高出力150kW(204PS)/6300rpm、最大トルク250Nm/2750-3000rpmを発生したのに対し、最高出力は下がったものの、最大トルクの向上とトルクバンドのワイド化を図ったものとなる。燃費は、10・15モードで11.4km/Lから12.8km/Lへ、JC08モードで11.2km/Lから13.4km/Lへと、約20%(JC08モード)向上している。

 特別仕様車「Z4 sDrive20iクルージング・エディション」は、sDrive20iにタービンスポーク・スタイリング292アロイ・ホイールのほか、ウインド・ディフレクター、サーボトロニック(車速感応式パワー・ステアリング)などを特別装備。「平成22年度燃費基準+20%」および「平成17年排ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成し、同社のロードスターモデルとして初めて自動車取得税および重量税が約50%減税となるエコカー減税対象モデルとして認定された。減税額は約14万円としている。

(編集部:谷川 潔)
2011年 10月 24日