三菱自動車、モータートルクが向上した北米向け「i-MiEV」の生産開始 ボディーサイズは日本仕様より280mm長く、110mm大きく、5mm高いスペック |
三菱自動車工業は10月28日、同社の水島製作所(岡山県倉敷市)で北米(アメリカ、カナダ)向け電気自動車(EV)「i-MiEV」の生産を開始した。
北米仕様のi-MiEVは、北米でのニーズに対応するためモーターのトルクを従来の180Nmから196Nmにアップ。また、大人4名が座れるスペースを確保するべく、ボディーサイズを日本仕様より280mm長く、110mm大きく、5mm高い3675×1585×1615mm(全長×全幅×全高)とした。前後トレッドもそれぞれ110mm広がり、前1420mm、後1380mmとなっている。
そのほか、前後バンパーの大型化が図られるとともに北米での安全基準に適合するため、乗員の着座位置を検知して展開量をコントロールするアドバンスドエアバッグシステムや、TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧モニター)などの安全装備を新たに採用した。
なお、北米仕様のi-MiEVは11月下旬にアメリカ西海岸(カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州)とハワイ州で販売を開始した後、2012年度末までにアメリカとカナダの全域にその販売エリアを拡大すると言う。
(編集部:小林 隆)
2011年 10月 28日