「WTCC(世界ツーリングカー選手権)フォトコンテスト」結果発表
応募総数308点、大賞は森康彦氏


 10月22日、23日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された「2011 FIA 世界ツーリングカー選手権 日本ラウンド(WTCC KENWOOD Race of Japan)」(以下、WTCC日本ラウンド)。Car Watchと、デジカメWatchでは、このWTCC日本ラウンドにあわせて「WTCC(世界ツーリングカー選手権)フォトコンテスト」を開催しました。

 初めてのフォトコンテスト開催にもかかわらず、実に78名、308点の応募があり、また力作ぞろいのため、急遽「WTCC準フォトコン賞(5名)」を追加。受賞者には2012年F1日本GPカメラマンシートチケットが贈られます。また、佳作としてCar Watch、デジカメWatchの両編集部が選んだ「Car Watchセレクション(10名)」「デジカメWatchセレクション(10名)」を追加しています。

 審査基準、賞品などについては、募集記事をご参照ください。

 各写真をクリックすると、フルHD解像度相当となる長辺1,920ピクセルの画像(最大で1,920×1,484ピクセル、キッズ賞を除く)を見ることができます。

WTCCフォトコン大賞(1名)◇森康彦氏

Canon EOS 30D / 400mm / 1/30秒 / F9

審査員コメント:テーマとして掲げた「1枚の写真にWTCCの魅力、かっこよさを詰め込んだもの」に一番ふさわしいと感じたのがこの1枚。スピード感、バトルの緊張感、まるでマシンに意思があるかのような迫力はWTCCの魅力とかっこよさを見事に表現している。モータースポーツを知らない人をも惹きつける力強さがある。


ドラゴンゲート賞(1名)◇伊東義宏氏

Canon EOS-1D Mark IV / 235mm / 1/500秒 / F7

審査員コメント:選考はドラゴンゲートの堀口元気選手にお願いしました。「まさに“格闘技レース”って感じの1枚だな。カーレース版のバトルロイヤルを彷彿させる迫力のショットだ!」とのこと。


バトルロイヤル賞(1名)◇岡前繁希氏

NIKON D7000 / 17mm / 1/400秒 / F14

審査員コメント:予想した狙いが見事にはまった1枚。撮影場所、構図、タイミング、シャッタースピードは、WTCCのスタートシーンがこうなることを知っていたかのような作品。高さのあるスタンドを上手く利用し、鈴鹿と分かる広いアングルも素晴らしく、今後あらゆるレースでこのカットをお手本とした写真が増えるのではないだろうか。


レキサー賞(1名)◇薬師川聡氏

Canon EOS-1D Mark III / 500mm / 1/15秒 / F20

審査員コメント:濡れた路面の反射を逆光で撮ることで雰囲気のある写真になっています。マシン、路面、芝生、背景の露出のバランスが素晴らしいと思います。前景を大きくとったフレーミングでスピード感を表現し、1/15秒のスローシャッターは普段から撮り慣れていることがよく現れていると感じました。


横浜ゴム賞(1名)◇近藤卓志氏

Canon EOS-1D Mark IV / 500mm / 1/30秒 / F11

審査員コメント:車両にはしっかりピントが来ており、WTCC車両の速さをイメージする綺麗な流し撮りです。流しながらYOKOHAMAの文字は映えており、YOKOHAMAを走りきるイメージが伝わりますので、ロゴについても印象的に写っています。またタイヤ4輪が駆動している瞬間を撮影されており、4輪を使い切ってドライブする画が、モータースポーツ車両のパワーを路面に伝えようとするタイヤの機能についてもしっかり表現されていると感じました。


準フォトコン賞(5名)◇水川賢一郎氏

Canon EOS-1D Mark IV / 700mm / 1/1000秒 / 5.6

審査員コメント:WTCCならではの写真一杯にマシンが収まったカット。オープニングラップの2コーナーは多くのプロカメラマンも狙ったポイントで、読みの素晴らしさはもちろん、1周目の混戦状態を見逃さず、且つまとまった内容に仕上げられており大賞に匹敵する作品。


準フォトコン賞◇岩崎洋介氏

NIKON D7000 / 300mm / 1/125秒 / F22

審査員コメント:一般的なレースではまず見ることのないシーンだが、この瞬間がWTCCを象徴している。3ワイドならぬ、3ディレクションとでも言ったらよいのか、3台がきれいに違う方角を向いている。作者もWTCCだからこそ、このカットを狙い、捉えたのだと思うと、あらためてWTCCでフォトコンテストが開催されたことの意義を感じる。


準フォトコン賞◇前田信吾氏

Canon EOS 7D / 221mm / 1/125秒 / F11

審査員コメント:S字から逆バンクにかけて、どのようなバトルが見れるか!? 今回注目されたポイントだが、WTCCではこのとおり激しいバトルを見ることができた。接触ギリギリでコーナーに2台並んで進入する迫力はWTCCの真骨頂であり、後方からもテールツーノーズで何台も攻め立てるシーンを逃さずに捉えている。


準フォトコン賞◇神吉洋佑氏

Canon EOS 50D / 289mm / 1/100秒 / F16

審査員コメント:一見しただけではこれがローリングスタートとは思えないほどの大混戦。スタート直後の真新しいマシンは、シボレーチームを筆頭に「いざ、出陣」という戦いに旅たつ雰囲気があり、一瞬の静寂がこのあと発生するクラッシュのプロローグという印象も感じさせる。


準フォトコン賞◇上田浩司氏

Canon EOS-1D Mark III / 700mm / 1/500秒 / F5.6

審査員コメント:あまりの美しさに感動した1枚。これまで数え切れないほど多くの鈴鹿サーキットで撮影されたレース写真を見てきたが、逆バンクでこのようなカットは見たことがない。もちろん、WTCCならではの接近戦がこの1枚を生んだとも言えるが、300点以上の応募作品の中でこの瞬間をおさえた作品はなく、作者の独創的な感覚と技術に感動した。


デジタルカメラマガジン賞(1名)◇BlitzGeraete氏

SONY α DSLR-A900 / 560mm / 1/25秒 / F8

川上編集長コメント:まず、構図の素晴らしさが目を引きました。縦位置で構えての撮影は、ばっちり流し撮りが決まっており、写真の腕前もなかなかのものをお持ちと拝察します。サーキットは限定された要素のなかで写真を構築していくわけですが、美しくカラーリングされたマシンに対し、それを映えさせる緑の芝のスペースが絶妙で、この写真を魅力的にしています。


キッズ賞(3名)

田中実桜 さん/NIKON COOLPIX 3100
審査員コメント:キッズの勢いなのか!?人気No.1のシボレーピットでマシンの真正面位置をキープ。よりよい場所から撮影することが写真撮影の基本だが、正面からの撮影は素晴らしい。そして、整備中のマシンを間近で撮影したことで迫力のある作品になっている。レースで活躍したマシンを選んでいることもキッズらしい
田中ももみ さん/NIKON COOLPIX 3100
審査員コメント:スポット参戦で活躍した新井選手の表情を至近距離から撮影した素晴らしい作品。人気の高い新井選手には常にファンが取り囲んでいるため近づくことも難しかったが、これだけ近い位置でリラックスした表情をしっかりととらえている。気さくな新井選手だけにキッズへのサービスもよかったことだろう。
秦瑞妃 さん/CASIO EX-Z600
審査員コメント:メカニックでは珍しい女性クルーが懸命にマシンの作業をしているシーン。レースとレースのインターバルが短く、ピットウォークの最中にも慌しいピット作業が続くのがWTCCならではのシーン。そのため、全体でもピット作業のシーンが多く寄せられたが、この作品はキッズとは思えない絶妙な瞬間を切り取っている

コンデジ賞(2名)

三宅章仁氏/LUMIX DMC-FZ7
審査員コメント:コンパクトデジカメで撮影したとは思えない見事な流し撮り。真横から走行シーンを撮影する場合、マシンの相対的な動きも速く、コンパクトデジカメの苦手なシーンの一つになるが、躍動感溢れるマシンを見事に捕らえている。スタンドからコースまでの距離が比較的近い、鈴鹿サーキットならではの写真と言える
CAP BOY氏/LUMIX DMC-FX55
審査員コメント:第2レースを制したトム・コロネル選手の目線をしっかりともらったプロ顔負けの写真。優勝記者会見からパドックへ戻ったばかりのところ、ということで興奮冷めやらぬ様子が伝わってくる。また、表情の撮影が難しい自然光が少ない中、ストロボを使っているのが分からないくらい自然に仕上がっているのはコンパクトデジカメの域を超えた素晴らしい作品

Car Watchセレクション(10名)

堀出明広氏Hiro79氏多和田誠司氏
木下慶之氏永井誠氏吉田匡宏氏
きょい氏オオスカ ヤスタカ氏
飯田真司氏鈴木知幸氏

デジカメWatchセレクション(10名)

西圭一氏蔵田博行氏高橋淳氏
細井渉氏八木聡氏西村正義氏
福田安弘氏毛利陽介氏
兵後博也氏carara氏

 各入賞者には、事務局のほうから連絡を取らせていただき、別途賞品をお送りします。

(編集部)
2011年 12月 16日