トヨタ自動車は3月26日、全国63社のトヨタレンタリース店おいて新たに「ハイブリッドクラス（HVクラス）」を設定すると発表した。同時にレンタカーの推奨料金を改定するとしており、推奨料金の改定は2003年4月に現在の推奨料金となって以来、9年ぶりと言う。

　今回新たに設定されたHVクラスは、プリウスをはじめとするハイブリッド車が広く普及したことを受け、「ハイブリッド車をより利用しやすい料金で提供する」との主旨の元に設定された。「HV1」「HV2」「HV3」の3クラスで構成され、「アクア」「プリウス（1.5）」はHV1に、「プリウス（1.8）」「プリウスα（5人乗り）」はHV2に、「SAI」「カムリ」「プリウスα（7人乗り）」はHV3に属する。

　また、従来はレンタカーを返却する際に燃料を満タンにする必要があったが、HVクラスではメーターディスプレイに表示される燃費をもとに燃料代を精算する「ハイブリッド（HV）燃費精算」を新たに導入するため、返却時の満タン給油が不要になる。

　なお、現在の乗用クラス（Pクラス）は7クラスから5クラスに再編され、より利用しやすい料金体系に変更した。